いつもと違う時間の流れに身を任せる古民家ステイ

渡名喜島ゆったり古民家で極上の時間を

ゆったり、のんびり、ここに来て改めて気付く極上の時間の過ごし方

那覇から船で久米島に向かう途中にある、わずか400人ほどの、沖縄で最も人口の少ない村・渡名喜。その昔は南北に別れた二つの島でしたが、いつしか双方の間に砂が溜まっていきひとつの島になったとされています。この砂地の上に集落があるのですが、コンクリート道路ではない集落のすーじぐゎー(脇道)がまた、島の良き雰囲気を作り上げています。賑やかで便利なところではありませんが、それゆえに守られてきた昔ながらの沖縄がここにはあります。この島で刻まれる時間に、きっと都会の喧騒が彼方に感じられるでしょう。ゆったりのんびり、極上の時間を過ごしてみませんか。

渡名喜島

渡名喜島ってどんな島?

渡名喜島は下船した目の前が集落の入口。そしてその集落の多くが昔ながらの赤瓦屋根で、道の両脇にはフクギが並びます。島に着いた途端、いきなり時代を遡ってタイムスリップした感じを覚えるはずです。数時間前まで那覇の喧騒の中にいたのが嘘のような風景が広がる渡名喜島は平成12年に集落全体が国の重要伝統的建造物群保護地区に指定されており、集落そのものが島の財産として守り残されています。
国の重要伝統的建造物群保護地区とは、歴史的重要性の高い集落の保存を目的としたもので、渡名喜島の場合、集落そのものが認められています。例えば、赤瓦の古民家にフクギの防風林、石灰岩を積み上げての石垣。さらにはこの島にしか見られない特徴として「掘り下げ屋敷」が挙げられています。これは、海に近い集落ゆえに、台風の時など雨風が強く吹き付けてくるため、なるべくフクギや塀に囲まれた家屋をそれらより低くすることによって守ろうという工夫です。島では敷地を低くした家ほど、その家の主は働き者だと称されてきました。現在、一番深く掘り下げられた屋敷として残されているのは、高低差1m55cmにもなります。渡名喜島はかつて、戸無き島といわれていたことからも、人々が互いに安心してゆったり暮らしてきていることが伺えます。

渡名喜島風景

島時間を感じる古民家ステイのおすすめ

「何もないのが何かある島」。何もない、何もしない贅沢を楽しんだことはありますか!?渡名喜島はそんな贅沢を味わうことのできる島です。そして、それを満喫するためには是非とも宿泊をおすすめします。しかも、赤瓦屋根の古民家に、出来るなら数日間の滞在を。
島の中には空家になった家を手入れし、宿として使用できる古民家が6棟あります。少しリフォームしていますが、昔ながらのスタイルはそのままですので、どこか島民になったような気分を味わうこともできます。
ちなみに、6棟の古民家にはそれぞれの家に付けられていた屋号、つまり、その家に住む人の名前とは別に家そのものに付けられた名前で、その家主の職業や、家がある場所の特徴などからネーミングされたものがそのまま使われています。
例えば、ムトゥン屋小、ニシウィチ、マシュー屋などなど。昔懐かしい、木のぬくもりのある古民家で、日頃読み損ねていた本を持ち込んで読書をしたり、贅沢な時間の使い方を楽しむことができます。

ムトゥン屋小
ムトゥン屋小(屋号)宿泊可能人数 4名
ニシウィチ
ニシウィチ(屋号)宿泊可能人数 4名
マシュー屋
マシュー屋(屋号)宿泊可能人数 8名
南ヌハクー屋小
南ヌハクー屋小(屋号)宿泊可能人数 4名
ウチヌマテーシ
ウチヌマテーシ(屋号)宿泊可能人数 4名
ペーキンヌ屋小
ペーキンヌ屋小(屋号)宿泊可能人数 4名

(株)福木島となき

  • 宿泊オプションも充実!
  • ・観光案内各コース・山菜採り(ニガナ・サクナ・ハマゴボウ等)・ハマグリ採り(干潮時)
  • ・星空観察
  • ・イザリ(夜の潮干狩り)※大潮の干潮時、冬季限定、要予約、新月前後の夜は夜光虫観察もできる
  • ※天候等の都合により実施できない場合があります。
  • 住所:〒901-3601 沖縄県島尻郡渡名喜村1909番地
  • TEL:098-989-2990FAX098-989-2991
  • E-mail:fukugijima@flute.ocn.ne.jp
渡名喜ステイのワンポイントアドバイス
渡名喜島の宿泊施設はほんのわずか。他の島のように、行ったらどうにかなるという考えはこの島では通じません。必ず予約をしていかないと屋根の下で眠ることができなくなるのが渡名喜島なので要注意です。また、昼の食堂は島内には古民家に併設されているふくぎ食堂とターミナル内の食堂の2軒のみです。夜はふくぎ食堂と西門が不定休ながら遅くまで開いています。

渡名喜島の贅沢時間

あがり浜

あがり浜

穏やかな自然のビーチ。夜になると島民が酒とおつまみ持参で集うことも。一緒にユンタク(おしゃべり)がまた楽しい。

朝起き会

朝起き会

渡名喜小学校に月・水・金の6時半に集合してラジオ体操などをしたあと、集落の道の掃除をします。大正時代から80年以上続いている島の伝統行事です。観光客の方も自由に参加できます。

フットライト

フットライト

村道一号線沿いに設置されたフットライトが夜になると一斉に灯り、集落を幻想的に見せてくれます。

チキシ

チキシ

重さ約50~70kgの石で、かつては各字に5つあったとされていますが、現存するのはひとつだけです。これを地面に叩きつけて悪霊よけをしていそうです。

神の宿る岩

神の宿る岩

周遊道路を南に向かったナガパラ崎の手前にあり入砂島から神様が渡ってくると言われている神聖な岩です。別名「神の岩」とも呼ばれています。

水田

水田

「みーふーだー」とも呼ばれる水田で、山の上にあるのになぜか水が溢れています。
3年に1度、島の祭りに使う稲を植える場所です。

ヤシガニ

ヤシガニ

特に夏場、夜、島を廻ると高い確率で遭遇するヤシガニ。この島では食べる習慣がないので人を見ても逃げません。捕獲は禁止されています。

沖縄離島はにんじんがおいしい!

沖縄では一般的に多く見かける「赤にんじん」と在来種である「島にんじん(黄にんじん)」が生産されおり、特化した二大産地は渡名喜島と津堅島で、大量出荷できないのであまり広くは知られていませんが、一度食べた人はやみつきになると評判です。なぜならば、島の周囲が海に囲まれた離島だからこそ、ミネラルを含んだ海風が畑に届き、土にその栄養が含まれます。根菜類であるにんじんは、そんなミネラル豊富な土の畑で育つからおいしいのです。

津堅島の津堅にんじん
津堅にんじん

別名キャロットアイランドとも呼ばれる津堅島。冬はちょうど収穫の時期に当たり、海人も畑に駆り出されます。津堅島の津堅にんじんは一般的なオレンジ色のにんじんですが、ミネラルたっぷりな土壌との相性が抜群なため、その美味しさは格別です。とにかく甘くて臭みがなく、にんじんが苦手な子供も、津堅にんじんジュースなら美味しそうに飲み干します。その商品価値から県外の飲食関係に買い取られることがほとんどですが、ここ近年は沖縄県内のスーパーなどに並ぶこともあります。
見つけたら即、買い!

渡名喜島<br /><br /><br /><br /><br /><br / />
の島にんじん
島にんじん

渡名喜島の人参は、いわゆる島にんじん。
(沖縄の方言でチデークニ)一般的なにんじんと比べて色が薄くて黄色く、ごぼうのように細長いのが特徴です。渡名喜島では、無農薬で育てているこの島にんじんの加工品が人気です。中でも「にんじんポリポリ」という、秘伝のしょう油ベースに漬け込んで仕上げた漬物がおいしいです。さっぱりしてほのかに甘く、ごはんと相性もバッチリ。ただし、収穫後の漬け込みなので2月にならないと手に入らず、しかも生産量が少ないのでなかなか島外には出回らない貴重品です。

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