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かつて無人島だった絶海の孤島…。
ここは、移民たちが開拓した“理想郷”でもありました。
北大東島
南大東島
北大東島
西港
北大東島と南大東島には、船が着岸できるような港がないためクレーンで吊り上げられたゴンドラで乗下船する。
北大東島
燐鉱石貯蔵庫跡
燐鉱山で沸いた島の歴史に思いを馳せる
燐鉱産業で湧いた北大東島(きただいとうじま)の歴史をしのばせるスポット。西港すぐそばにあり、採掘現場から港までトロッコの運搬用の当時のレールがところどころに見られます。開拓は1910年、技術不足からすぐに挫折しましたが、後に第一次大戦で燐鉱石の価格が高騰。1918年に再開し、最盛期には年間2万2,068トンもの燐鉱石を搬出、出稼ぎ者で島の人口は4,000人にまで膨らみました。戦後、米軍管轄下に置かれたのち、1950年には閉山。当時の島に思いを馳せます。
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南大東島
ラジオゾンデ
普段あまり目にすることのない観測気球の打ち上げを見よう
ラジオゾンデは、上空の気象情報を収集するための気象観測機で、日本の気象庁ではゴム気球に取り付けて地上から高度30kmまでの大気の状態を観測しています。ラジオゾンデによる気象観測は、世界各地で毎日決まった時刻(日本標準時の9時と21時)に行われていて、日本国内で行われているのは16ヶ所。沖縄県内では、南大東島と石垣島で行われていて、観測時刻の30分ほど前に打ち上げが行われます。
南大東島
南大東島開拓百周年記念碑
在りし日の玉置半右衛門と開拓者の像を見る
南大東島開拓百周年記念碑は、西港の南側にあるフロンティアパークにあり、平成12年1月23日に開催された「開拓百周年記念式典」に合わせて建立されました。記念碑に向かって右側には、大東島開拓の祖「玉置半右衛門」が、向かって左には開拓者の銅像が、威風堂々と海を見つめています。
南大東島
シュガートレイン
「砂糖の島」を支えてきた働き者に会いに行く
1900年に開拓が開始された南大東島では、すぐにサトウキビ産業が開始されました。収穫したサトウキビの運搬に使われたのがシュガートレインです。トラック輸送が台頭するまで60年以上も活躍した働き者。すぐ隣にあるふるさと文化センターでは、当時の貴重な映像を見ることもできます。また、島内には線路跡があるので、自分で探してみるのもいいかもしれません。
南大東島
星野洞
東洋一と称される星野洞
珊瑚礁が隆起してできた南大東島には多くの鍾乳洞が存在。その中でも特に大きく美しいといわれる鍾乳洞。
南大東島
秋葉地底湖
秘境島、南大東の地下に眠る神秘的な湖
およそ110年前に開拓が始まるまで、高い断崖により外界と隔離されていた秘境島・南大東には、大小様々な鍾乳洞があると言われており、秋葉地底湖もその一つです。サトウキビ畑の真ん中にぽっかりと空いた、一見してそれとはわかりにくい入り口から、光の届かない真っ暗な地下へと降りていくと、神秘的な青さで静かに佇む秋葉地底湖があります。つなぎやライト付きヘルメットなど、完全防備の探検者スタイルでの秘境探検ツアーにも是非参加してみてください。
南大東島
バリバリ岩
地殻変動が生んだ巨大な岩の裂け目を歩いて、地球のパワーを感じよう
約4800万年前に誕生した南大東島は、現在も1年で北東に7cmずつ移動していると言われています。島が移動している最中の地殻変動によって、大きな岩山が割れたのがバリバリ岩です。緑豊かな道を進んで岩のトンネルを抜けると、見上げるほど大きなダイトウビロウが、すっくと立って神々しい雰囲気が漂っています。地球のパワーを感じられるためか、パワースポットだと言う人もいます。
南大東島
大東寿司
ルーツを八丈島に持つ、大東島の「島寿司」
大東寿司は、みりん醤油の特製ダレに漬け込んだサワラやマグロを、甘酢の効いた酢飯と一緒に握った握り寿司です。そのルーツは開拓移民のふるさと八丈島の「島寿司」と言われており、やや甘味の強い酢飯やわさびの代わりに和がらしを使うなどの特徴が同じです。小さな離島などでは、わさびの育つ清流がないことも多くわさびが手に入りにくいため、和がらしを用いたようです。もっちりとした甘めのシャリが、みりん醤油の漬けネタと合わさって、芳醇な甘みの美味しいお寿司です。
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