知られざる沖縄の離島。
訪れる先々で全く違う顔を見せてくれる離島たち…。

    • 津堅島
    • にんじん畑
    • 津堅島の大地が育む美味しいにんじん
    津堅島の大地を覆う「島尻マージ」と呼ばれる赤土の畑は、潮風に運ばれた海からのミネラルもたっぷりで、根菜類の栽培に適していると言われています。津堅島で栽培される「津堅にんじん」は通常の人参と比べて、糖度も栄養価も高い特別な人参として人気。島内の耕作地の大半を占めるにんじん畑は津堅島ならではの風景です。
    • 津堅島
    • ニンジン展望台
    • 『キャロット愛ランド』ならでは!ニンジンにのぼって絶景を見渡す
    島の高台に建つのは、ニンジンの形をした展望台。なんとベンチもニンジンをかたどっています。最上階までのぼると、沖縄本島はもちろん、集落やニンジン畑、長く伸びるトゥマイ浜も眺めることができます。
    • 久高島
    • カベール岬
    • 琉球開闢の神が降り立った岬で、琉球神話に想いをはせる
    島の最北端にあるカベール岬は、島の人からハビャーンと呼ばれ、琉球開闢の神「アマミキヨ」が降り立った地。現在も祭祀が行われる大切な場所のひとつです。徳仁港から集落を抜け、島の中央部から始まる舗装されていない白い一本道をひたすら進むと岬に到着します。波の力によって削られたサンゴの岩肌の造形美、そして美しい東シナ海を楽しむことができます。徳仁港から3.3km離れているので、レンタサイクルで向かう観光客がほとんど。また、祭祀が行われている日は立ち入り禁止となります。
    • 久高島
    • 久高殿
    • イザイホーの舞台となる、神聖な場所
    久高殿は「ウドゥンミャー」とも呼ばれ、その昔、百名白樽という人物と、その娘の多留加那(タルガナー)という久高祝女(ノロ)が、天神地祇を祀って、島の繁栄を祈った場所と言われています。久高殿は、イザイホーをはじめ、マッティ(麦の収穫祭)、ウブマーミキ(大漁祭)など、様々な祭祀が行われる、島の祭祀の中心地とも言える場所です。建物の後方の森は「イザイヤマ」と呼ばれる聖域のため、立ち入り禁止です。
    • 粟国島
    • 東ヤマトゥガー
    • かつて島の水事情を支えた神聖な場所
    島の南西部の海岸近くにある、巨大な岩を真っ二つに割ったような、幅約1メートルほどの隙間があいた通り道。そこ通り抜けると筆ん崎を望むことができる海岸にでます。そこには昔から水源の乏しかった粟国島で貴重な水源として活用していた泉があり、戦後、そこに湧く真水を溜める貯水タンクが作られました。その水を集落まで届けていた簡易水道施設跡が今も残っています。
    • 粟国島
    • ヤヒジャ海岸
    • 沖縄で唯一、大規模な凝灰岩の地層が広がる海岸沿いの崖
    かつて粟国が火山の島であったことを証明する、たくさんの岩石や地層が見られるヤヒジャ海岸。粟国港から筆ん崎に向かって、玄武岩や安山岩などでできた黒っぽい地層から、白色凝灰岩でできた見事なまでの白壁と続きます。このような大規模な凝灰岩の地層が見られるのは沖縄で唯一粟国島だけ。崖の高さが数十メートルに及ぶ景観は圧巻です。
    • 粟国島
    • トゥージ
    • 水の少ない離島ならではの光景
    トゥージとは、雨水を貯めておく石造りの水溜めのこと。水源の少ない粟国島では、昔から人々の生活に欠かせないものとして重宝されており、材質は凝灰岩。火山灰などが堆積してできた凝灰岩は加工も容易で、トゥージ以外にも生活の様々なシーンで使われていたようです。火山の島、粟国島ならではの文化のひとつといえます。
    • 粟国島
    • 沖縄海塩研究所
    • 強い潮風と照りつける太陽から、美味しい塩ができるまで
    伝統的な琉球家屋と石垣、フクギの並木が印象的な昔ながらの集落が今も残る粟国島で、沖縄の塩ブームの火付け役となった「粟国の塩」を生産するのが、沖縄海塩研究所です。島の北側にある工場には、高さが10mにもなる「採かんタワー」があり、この中にぶら下げられたおよそ1万5千本もの竹に、海からくみ上げた海水を循環させてミネラル豊富な自然の海塩を生産しています。一年を通して比較的強い風が吹き付けるという立地に、穴あきブロックで建てられた採かんタワーという、粟国島ならではの方法で作られる塩は、沖縄土産としても大変人気です。
    • 渡名喜島
    • アンジェーラ浜
    • 映画『群青』のロケ地ともなった美しい砂浜
    周りを山に囲まれた、渡名喜島南東部にある砂浜。遠浅で、アーサー(アオサ)の養殖も行われています。 また、渡名喜島を舞台にした映画『群青』(2009年公開)のロケ地としても知られています。砂浜には映画で使われた流木のベンチが残されているので、そこに座って映画の1シーンのような気分を味わえるはず。 また、その沖合いでは度々ウミガメの姿も確認されていて、日によってはウミガメを見ることができるかもしれません。
    • 渡名喜島
    • フットライト
    • 渡名喜島だけの幻想的な雰囲気にうっとり。白砂の道を照らすフットライトの光
    役場からあがり浜まで続く村道1号線沿いに、一定間隔でフットライトが設置されていて、夜になると点灯します。柔らかな光が白砂の道や石垣を照らし、なんとも幻想的な雰囲気が漂います。約800m続く道を歩いていると、昼間とは違う夜の静けさを感じることができます。渡名喜島に泊まった人だけが味わえる特別なこの景色。必見です!