座間味島と渡嘉敷島はどっちがおすすめ?楽しみ方を徹底比較!

沖縄本島からのアクセスがよく、初めて離島を旅する方におすすめしたい慶良間けらま諸島。美しいケラマブルーを楽しめる人気の2大離島、「座間味ざまみ島」と「渡嘉敷とかしき島」ですが、どちらに行こうか迷う方も多いはず。

そこで今回は、それぞれの特徴と楽しみ方を徹底比較!旅の目的に合わせて参考にしてみてください。

①座間味島と渡嘉敷島の基本情報

【それぞれの地形と特徴】

<座間味島>

沖縄本島から約40km。慶良間諸島の西側に位置し、世界屈指の透明度を誇る海と緑に囲まれた、自然豊かなリゾートアイランド。周囲を美しいサンゴ礁が取り囲み、海水浴やシュノーケリングに適した環境で観光客に人気があります。島内に6箇所ある展望台からは絶景が楽しめます。

<渡嘉敷島>

那覇市から一番近く、慶良間諸島の東側に位置する最も面積が大きい島。年間を通して世界中からダイバーが訪れます。中央から北側には標高200mを超える山々が連なり、南側の阿波連地区には全長約800メートルの美しいビーチと集落が広がります。

【国内からのアクセス&交通手段】

どちらの島も空港はなく、那覇空港からバスで約30分の場所に位置する「那覇市泊港」より、高速船やフェリーでの移動になります。いずれもWEBで予約をすることができ、 ハイシーズンはキャンセル待ちになることもあるので、早めの予約をおすすめします。

・船の予約はこちら➡
座間味島行き/https://yoyaku.vill.zamami.okinawa.jp/zamami_web/nmnu0101!doFormOpen.action
渡嘉敷島行き/https://tokashiki-ferry.jp/Senpaku/portal

《沖縄本島から座間味島へ》
 那覇市/泊港から「高速船クイーンざまみ」約1時間10分
「フェリーざまみ3」約2時間

阿嘉島に寄港しない場合
「高速船クイーンざまみ」約50分
「フェリーざまみ3」約1時間30分

座間味村公式サイトにて、運行状況や各月のダイヤをご確認ください。
https://www.vill.zamami.okinawa.jp/ship/

《沖縄本島から渡嘉敷島へ》
 那覇市/泊港から「高速船マリンライナーとかしき」約35分
「フェリーとかしき」約1時間10分

渡嘉敷村公式サイトにて、運行状況やシーズン運行についてご確認ください。
運行状況:https://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/index.html
シーズン運行:https://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/soshiki/sitekanri/5/2/1365.html

【島内の交通手段】

どちらも、島を代表するビーチまでの路線バスが定期運行しており、島内の移動がしやすい島です。レンタカーや、レンタルバイク、 電動キックボードまで、用途に合わせて選べるのも便利なポイント。台数に限りがあるので予約は必須です。

<座間味島>
・村営バス:座間味港でチケットを購入して乗車。「古座間味ビーチ」「阿真ビーチ」「阿佐集落」行きが運行しています。
・レンタカー:最大5人乗りの車両がレンタル可能。
・その他:レンタルバイク、自転車、電動自転車、電動キックボードがあります。

<渡嘉敷島>
・定期路線バス(乗り合いバス):渡嘉敷港から「阿波連ビーチ」行きが運行しています。
※「渡嘉志久ビーチ」方面へは行かないため注意。
・レンタカー:最大7人乗りの車両がレンタル可能。
・その他:レンタルバイク、自転車、電動自転車、電動キックボードがあります。

【シーズンごとの混雑具合と天候状況】

日帰りで美しい海を楽しめることもあり、座間味島、渡嘉敷島ともに一年を通して観光客が多く訪れる人気の島です。 秋から春にかけては人の流れも落ち着くため、穏やかな島時間を過ごすならこの時期がおすすめ。アクティビティや集落散策をゆったり楽しめる穴場のシーズンです。

・春~初夏(3〜6月):3月下旬の海開きからマリンシーズンがスタート。
5月から6月にかけて梅雨入りするため雨が多くなりますが、晴れた日は海の透明度が一段と増し、絶景を望むことができます。

・夏(7〜10月):夏真っ盛りのハイシーズン!
人気のビーチは海水浴を楽しむ人や家族連れで賑わいます。9月以降は台風の影響を受けやすくなるため、天候や船の運航状況をきちんと確認しましょう。

・秋~冬(11〜2月):観光客が少なく、静かに過ごせるオフシーズン。
11月でも天候によっては海遊びを楽しむことができます。1〜3月はザトウクジラに出会えるホエールウォッチングが楽しめます。

【宿泊施設の種類と特徴】

<座間味島>
宿泊施設は民宿を中心に、コンドミニアム型の宿や高級感のあるホテルなど幅広くあり、その多くが座間味港周辺に集まっています。そのため、周りには飲食店や商店が多く、滞在中の食事や買い物に便利です。静かに過ごしたい方には阿真集落エリアがおすすめ。ウミガメが遊びに来る阿真ビーチをはじめ、キャンプ場やコテージ、ペンションなどがあります。

<渡嘉敷島>
阿波連ビーチ周辺には民宿やペンションが多く、海が近いため海水浴やサンセットを楽しめます。また、渡嘉志久ビーチ前には大型宿泊施設「とかしくマリンビレッジ」があり、団体客に対応可能。最近はビジネスホテルや一棟貸しの宿、グランピング対応のキャンプ場も登場し、滞在スタイルの幅が広がっています。

②座間味島のおすすめの過ごし方

●「ミシュラン・グリーンガイド」に選ばれた美しい海を満喫
バスを利用して、古座間味ビーチと阿真ビーチの両方を巡ったり、予約制の「渡し船」で複数ある無人島に渡るなど、透明度抜群の海を存分に楽しめます。

●天の川や流れ星まで、満天の星を堪能
星空ガイドはもちろん、記念日に参加したい星空フォトツアー、座間味島の星について学ぶプラネタリウムなど、星空保護区認定を目指す島ならではの体験ができます。
体験の詳細はこちらの記事をチェック。

●冬の風物詩ホエールウォッチング
“ホエールウォッチングの聖地”として知られる座間味島。1991年に設立されたホエールウォッチング協会が独自のルールに沿って観光体験を整備しているため、遭遇率が高く、クジラにやさしい観察ができます。

③渡嘉敷島のおすすめの過ごし方

●島人ガイドと共に、自然と暮らしに触れる体験
マリンアクティビティだけでなく、陸の体験も充実!島を熟知したガイドと一緒にe-bikeで自然を満喫するサイクリングツアーや、島民と一緒に巡る集落散策ツアーなど、観光から一歩踏み込んだ体験ができます。

●子どもも大人も夢中になる「生きもの観察」
小さなお子さま連れでも気兼ねなく楽しめる、貸し切りの海遊びプランや、天然記念物のケラマトカゲ、ヤシガニに出会えるナイトツアーなどが充実。専門ガイドが同行するため、安心して楽しめます。

●雨の日でも楽しめる体験が豊富
ゆし豆腐、クラフトコーラ、民具づくりなど、沖縄の文化に触れる体験が盛りだくさん!泳げない人でも海中の景色を楽しめる水中遊覧船「イエローサブマリン」は、沖縄では台数が少ないこともあり、雨でも楽しめる希少な体験です。

④座間味島と渡嘉敷島の違いまとめ

<座間味島はこんな人におすすめ!>
・海をとことん楽しみたい人
マリンアクティビティが豊富。透明度抜群の海で、シュノーケリングやSUPなど思う存分に楽しめます。

・島巡りをしたい人
事前予約の「渡し舟」を利用して、手軽に無人島へアイランドホッピング。村内航路「みつしま」でお隣の阿嘉島へ行くこともできます。

・絶景写真を撮りたい人
整備された展望台が多く、海や島々を見渡す撮影スポットが多数。映える写真を撮りたい方におすすめです。

▼「座間味島」の詳細をもっと見る

<渡嘉敷島はこんな人におすすめ!>
・山と海、どちらも楽しみたい人
カヤックやシュノーケリング、山道を走行するサイクリングなど地形を生かした多彩なアクティビティが楽しめます。

・ファミリーで離島を満喫したい人
水中遊覧船潜水艦での海中散歩やものづくり体験など、小さなお子さまからご年配まで、天候に左右されずにみんなで楽しめる体験が豊富です。

・マイペースに島時間を過ごしたい人
ビーチやカフェへ気軽に歩いて行ける阿波連集落では、散歩したり海を眺めたりと、予定を詰め込まず、自分のペースで島時間を楽しめます。

▼「渡嘉敷島」の詳細をもっと見る

⑤おまけ:慶良間諸島をまるごと楽しむ!村内航路で3つの島をアイランドホッピング

座間味島と渡嘉敷島の間を繋ぐ船 の定期便はありませんが、事前に電話予約をすることで、座間味村内航路「みつしま」を利用し、渡嘉敷島の阿波連港へアクセスすることができます。この航路を使うと、座間味島と渡嘉敷島の周遊が可能!「それぞれの島を一度に楽しみたい!」という方におすすめの航路です。

《座間味島(座間味港) ⇄ 渡嘉敷島(阿波連港)》
・阿嘉島(阿嘉港)を経由して約35分

※渡嘉敷島の「みつしま」乗船場は、「阿波連港」になります。高速船及びフェリーが到着する「渡嘉敷港」とは別の港になるため、ご注意ください。

▼村内航路「みつしま」の詳細はこちら
https://www.vill.zamami.okinawa.jp/info/m/2013/03/trans.php

※点検や港付近の工事等により運休となる場合があるため、必ず最新情報をご確認ください。

どちらの島もケラマブルーの海と雄大な自然に包まれており、ゆったりとした島時間を楽しむことができます。同じ慶良間諸島でも、旅のスタイルによって選べる楽しみ方や見える景色はさまざまです。自分らしい旅の過ごし方に合う島を選んで、思い思いのひとときを過ごしてみませんか。

  • SHARE

RECOMMEND ARTICLEこちらの記事もおすすめです