
沖縄の離島旅行で圧倒的な人気を誇る宮古島と石垣島。どちらに行くか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「宮古島と石垣島の楽しみ方の違い」を徹底比較!美しいビーチや絶景、グルメにイベント、どちらの島も魅力が盛りだくさん。旅行の目的に合わせたベストな島選びの参考にしてみてください。
①宮古島と石垣島の基本情報
【それぞれの地形と特徴】

<宮古島>
琉球石灰岩が隆起してできた島で、高い山や川がなく平坦な地形が特徴。透明度抜群の“ミヤコブルー”の海は潮の干満により表情を変え、訪れる人々を魅了します。無料で渡ることができる橋として日本最長の「伊良部大橋」をはじめ「来間大橋」「池間大橋」といった橋を渡りながら楽しむ絶景ドライブもおすすめです。

<石垣島>
豊かな自然と絶景が広がる沖縄で3番目に大きな島。標高500m級の山地を中心に、琉球石灰岩や古い地層で形成され、山々と海の美しいコントラストが広がっています。島の北端に位置する「平久保崎灯台」からは太平洋と東シナ海が一望でき、日本百景に選ばれた透明度の高い「川平湾」も必見です。離島ターミナルから近隣離島へ気軽にアクセスできるため、アイランドホッピングを楽しむことができます。
【国内からのアクセス&交通手段】

<宮古島>
東京、名古屋、大阪、福岡、那覇、石垣島から「宮古空港」への直行便が運航しています。
また、東京、神戸、福岡(夏季限定)、那覇から「みやこ下地島空港」への直行便が運航しています。
《宮古空港》
・羽田空港から約3時間 / ・中部国際空港から約2時間
・関西国際空港から約2時間20分
・那覇空港から約45分 / ・南ぬ島 石垣空港から約35分
《みやこ下地島空港》
・羽田空港から約3時間25分 / ・神戸空港から約2時間35分
・那覇空港から約50分 / ・福岡空港から約1時間55分 ※夏季限定就航
<石垣島>
東京、名古屋、大阪、福岡、那覇から「南ぬ島石垣空港」への直行便が運航しています。
《南ぬ島石垣空港》
・羽田空港から約3時間 / ・中部国際空港から約2時間20分
・関西国際空港から約2時間30分 / ・福岡空港から約2時間
・那覇空港から約1時間 / ・宮古空港から約35分
【島内の交通手段】

宮古島、石垣島は観光地が点在しているのでレンタカー移動が人気。その他、タクシー、路線バス、
レンタルバイク・サイクルなどの移動手段もあります。
これらを組み合わせて、快適で効率的な旅行計画を立てましょう!
・レンタカー:自由度が高く、観光には非常に便利!
・タクシー:空港からすぐに利用でき、免許のない方や荷物の多い方に便利。貸切の観光タクシーも。
・路線バス:空港〜市街地間は頻繁に運行されており、リーズナブルな移動が可能。
【シーズンごとの天候状況】

宮古島、石垣島どちらも年間を通して多くの観光客で賑わいますが、夏の繁忙期を外した春や秋は比較的落ち着いて気候も過ごしやすく、ねらい目のシーズンです。
・春(3〜5月):観光客が少なく穏やかな気候で、観光やアクティビティにおすすめ
・夏(6〜9月):観光やアクティビティの最盛期!台風のリスクが高まる時期でもあるので要注意
・秋(10〜11月):混雑が落ち着き、涼しく過ごしやすい観光に適した穴場のシーズン
・冬(12〜2月):平均気温20℃前後と温暖で、海の透明度も抜群の季節
【代表的な行事イベント】

<宮古島>
1月には100kmの「宮古島ワイドーマラソン」、4月には日本有数の過酷さを誇る「全日本トライアスロン宮古島大会」。夏季シーズンには「宮古島夏まつり」をはじめ、さまざまなお祭りがあり、秋には「MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL」も行われます。
<石垣島>
1月の「石垣島マラソン」や、夏の「南の島の星まつり」に「オリオンビアフェスト」、11月の「石垣島まつり」など観光客も楽しめるイベントが盛りだくさんです。
【宿泊施設の種類と特徴】

宮古島、石垣島ともに宿泊施設は多様で、旅行スタイルに合わせて選ぶことができます。
・リゾートホテル:観光スポット近隣に多く、プールやスパ付きなど非日常の贅沢を楽しめる
・コンドミニアム:キッチン付きで自炊もでき、長期滞在や家族・グループ旅行に便利
・ビジネスホテル:観光に便利な市街地に多く、比較的リーズナブルに宿泊できる
・民宿やゲストハウス:近隣の離島エリアにも点在し、地元の人々との交流を通して島の暮らしを体感できる
②宮古島と石垣島の旅費はどっちが安い?
結論から言うと、宮古島も石垣島も同じ程度の旅費がかかります。宮古島、石垣島それぞれアイランドホッピングができる島なので、周辺離島を含めた「宮古圏域」「八重山圏域」でシーズンごとの比較をまとめました。それぞれの平均旅費を参考にして、時期やニーズに合った旅先を選びましょう。

▼参照データ/「令和5年度 観光統計実態調査報告書」より/PDF②P46・P64参照
③宮古島のおすすめの過ごし方&グルメ

●レンタカーで島巡り&絶景ドライブ
伊良部大橋、池間大橋、来間大橋の3つの橋を渡ると、それぞれ異なる海の色が楽しめます。各橋の近くには展望台や立ち寄りスポットがあり、車を停めてミヤコブルーの絶景をじっくり堪能できます。
●“ミヤコブルー”の海を堪能
日本最大級の卓状サンゴ礁群「八重干瀬(やびじ)」は、ボートシュノーケリングの人気スポット。また、新城海岸やシギラビーチからは、ビーチエントリーでも、ウミガメと一緒にシュノーケリングが楽しめます。
●雨でも楽しめる施設が充実
「海中公園」では、屋内展望台から透明度の高い海と魚やサンゴを観察できます。「道の駅みやこ」や「あたらす市場」「ワイド―市場」など、観光客向けからローカル色豊かなスポットまで様々な施設が充実しているため、市場巡りもおすすめです。

●旬の南国フルーツ
夏シーズンは、甘くて濃厚なマンゴーが旬!市場で見かけるミニマンゴーは、受粉しなかったビワサイズのもの。種が小さく指で簡単にむけるので食べやすく、現地でしか味わえないラッキーフルーツです。冬には芳香な甘みが特徴の宮古島メロンが旬を迎えます。沖縄では定番の黄色い果実「フルーツパパイヤ」もぜひ味わってみて。
●宮古そば
かつおベースの透明であっさりしたスープに、モチっとした食感が楽しめるストレート麺が特徴。カットされた平かまぼこの断面は波型になっており、見た目にも楽しい一品です。
●カツオ
一般的に傷みやすいと言われているカツオですが、宮古島では水揚げしたばかりのものを食べることができるため、とても新鮮でまるでマグロのようにクセが少なく驚きのおいしさ!カツオを柵のまま加工した「なまり節」は、味噌汁やサラダ、煮物に使われることが多く、お土産にもおすすめです。
④石垣島のおすすめの過ごし方&グルメ

●個性豊かな離島をホッピング
世界自然遺産の西表島をはじめ、竹富島や小浜島など美しい島々を日帰りや1泊で気軽に巡れるアイランドホッピングがおすすめ!石垣島を中心に行動できるので、長期滞在しながら島々の魅力を満喫できます。
●大自然を間近で体感できる石垣島の海
ウミガメをはじめ、冬季は浅い海域に現れるマンタなど海の生き物にも出会えます。日本最大のサンゴ礁海域とされる「石西礁湖(せきせいしょうこ)」は、生物の種類が多く豊かな海域としてボートダイビングが盛んです。島の北部は星空保護区に指定されており、ガイドと共に、壮大な星空を観賞するのもおすすめです。
●雨天でも楽しめるアクティビティが豊富
赤瓦の古民家を再現した屋内施設「石垣やいま村」では、伝統工芸や民俗文化を体験できます。川平湾のグラスボートでは、雨でも海中の美しい世界を観賞できるほか、島内には迫力満点の洞窟探検やシーサーの絵付、ラー油作りといったアクティビティが充実しており、雨の日でも十分に楽しめます。

●八重山そば
豚骨ベースでコク深く濁りがあるスープと丸い麺が特徴。柔らかく煮た豚肉の小間切れがたっぷりとのせられ、地元の人々に愛され続ける島の名物です。
●旬のフルーツ&ローカルドリンク
夏季シーズンはパイナップルが絶品!ビーチパインやホワイトココ、ジュワリーパイン、ボゴールなど種類が豊富で、市場は甘い香りで包まれます。ローカルドリンクの「マリアシェイク」は自社牧場の生乳を使用しており、柔らかな甘さとコクが特徴。ご当地ドリンクの乳酸菌飲料「ゲンキクール」も忘れずにお試しを。
●牛汁
沖縄本島の豚肉文化とは異なり、牛肉が身近な存在の石垣島。「牛汁」は祝い事や法事などの“ハレの日”に、大鍋で作る定番料理です。牛肉の旨味がたっぷりと溶け込んだスープは、コクがありやさしい味わい。牛汁定食や牛汁そばは、島を訪れたらぜひ味わいたい一品です。
⑤宮古島と石垣島の違いまとめ
<宮古島がおすすめな人>
・レンタカーで爽快なドライブを楽しみたい、運転好きな人
・ミヤコブルーの美しい海を眺めて、シュノーケルなどでライトに海遊びしたい人
・ラグジュアリーなヴィラやリゾートホテル、民泊など特別な宿泊体験をしたい人
<石垣島がおすすめな人>
・大自然に触れて、離島巡りなどアクティブに楽しみたい人
・多様な生き物に出会えるダイビングなど冒険好きな人
・離島旅が初めてで、便利な市街地を拠点に快適な旅をしたい人
どちらも美しい海と豊かな自然に恵まれていますが、楽しみ方のスタイルによって感じられる魅力に特徴があります。
だからこそ、旅の目的に合わせて島を選ぶ楽しさがあります!
また、滞在先のロケーションや旅のスタイルによって、過ごし方の印象も大きく変わります。
誰と行くか、どんな過ごし方をしたいかをイメージして、旅の計画を立ててみてください!

