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宮古諸島

宮古島

朝は爽やか森のお散歩、夜は優雅にディナークルーズ。
バラエティ溢れる一日を満喫する。

宮古島はともかく観光ゾーンがいっぱい。あれもやりたいこれもやりたい、あそこに行きたいここにも行きたいと心ははやるばかりだ。バラエティに溢れる一日を、心ゆくまで楽しみたいと思いませんか。そこで考えたのが今日のこのプラン。

 

入口には「天然記念物」のパネルがいっぱい。

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一日が始まる朝はなんといっても、爽やかな気分でキメたい。それには森を散歩するのがいい、というわけで早朝の「うぷきの森」へ。宮古島市熱帯植物園の中にある、島いちばんの森だ。そもそも「うぷき」とは、大きな木を意味するという。入口には国指定天然記念物のパネルが飾られており、オカヤドカリ、キシノウエトカゲ、リュウキュウキンバト、カラスバト。その前で、今日のガイド役・岡徹さんと待ち合わせをした。

 

どんな動物たちと出会えるかな、期待に胸がはずむ。

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もともとは高校の理科の先生だった岡さん。ふだんはもっぱらナイトツアーのガイドをつとめているという。
夜の森ではオオコウモリ、ホタル、ミヤコヒキガエルなど夜行性の動物たちに出会えるとか。では昼間はどうなんだろう。期待に胸を高鳴らせて、いよいよ森に踏みこむ。

 

精霊が住むガジュマルの木。

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物凄い木が! 高い枝から垂れ下がった無数の蔓が幹に絡みつき、驚いたことに幹自体と同化している。
いったいこの木は何? 岡さんが説明してくれた。
「ガジュマルの木です。垂れ下がっているのは気根といい、こうして本体の幹に複雑に絡みつき、癒着して、どんどん太くなっていく。つまりガジュマルの木というのは、細い気根の集合体なんですよ」
さらにはこんな話も聞いた。沖縄特有の妖怪というか精霊の「キジムナー」は、このガジュマルの木に住みついていると言われている。

 

フクギ並木の中を散歩。

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並木道をまっすぐ進んでいく。両側に整然と並ぶ木々の緑がみずみずしくて心地よい。
もしやこの木も、なにかいわれがあるのだろうか。岡さんが言う。
「フクギ並木といって、昔から家の周囲に防風林として植えられていました。フクギの実は柿ぐらいの大きさで、コウモリの好物ですね」
なるほど、それでわかった。夜に現れるというオオコウモリ。もしかしたらこのフクギ並木の周辺を飛びかっているのかもしれない。一度、この目で確かめに来てみたいな。

 

さて、そろそろ、動物たちがでてきてもいい頃だけど。

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岡さんの後を追って、森の奥へ奥へと分け入っていく。そろそろ森の動物たちと遭遇してもいい頃合いだけどなあ、と思ったそのとき。「あっ、あそこに何かいます!」と言わんばかりに、岡さんが指さしたその先には……

 

いたぞ! 木の幹に止まるコオロギが

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おっ、いたいた。小さなコオロギ。木の幹に止まってじーっとしている。しかも本土では見る事のない、黒と黄色のまだら模様のある「マダラコオロギ」だ。やはり恥ずかしがり屋なのだろう、こちらの目線に気づいたのか、ヒョイと木の幹の裏に隠れてしまった。

 

展望台から大野山林一帯を見渡す。

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ほどなくして展望台に到着した。ここから見える「大野山林」を見渡す風景は雄大で空気がより澄んでいる。
思わず深呼吸をしてしまった。宮古島は珊瑚礁が隆起してできたため、緑地は島全体のわずか16%と以外に少ない。また、宮古島には三~四つの断層ラインが南北方向に平行に走っており、緑地もそのラインに沿って形成されている。大野山林も当然、ライン上に位置しているそうだ。

なかなか聞く事のできない知識を得てあたり一帯を見渡せば、島の悠久の歴史が胸にひたひた迫ってくるようだ。また、隆起してできたため、断層ラインで島の高低差が作られていることを意識して島を見ると、そのラインが繋がっているのが発見できたり、より興味を持って楽しく観光することができた。

 

ハブはいないので安心して散歩OK。

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再び森の中へ。目に止まった樹木や草について一つ一つ、岡さんが懇切丁寧に解説してくれる。この辺りは琉球松も多く、沖縄の自然を彩る代表的な高木で、琉歌にもよく出てくるらしい。うーん、勉強になる。
林道を歩いているとひとつ気になることがあった。ハブだ。そこらへんの草むらからシュッとでてきて、ガブッとやられたらどうしよう……杞憂であった。珊瑚礁が隆起してできた島と、先ほどの説明にあった。そのためハブはおらず、安心安全に散策できるという。

 

先っぽがクルクル巻いてるこの植物は?

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見上げれば木の葉。地面に目をやれば草。うぷきの森は無数の植物で溢れかえっている。
ふと目に止まったコレ、先っぽがクルクルと巻いているこの草は何だろう。
「トウツルモドキですね。先端がこんなふうに巻いているのは、他の植物に遮られて光合成ができないといけないので、こうしてできるかぎり陽光を取り込もうとしているんです」と岡さん。なるほど。植物の知恵に感服しきりであった。

 

で、出たあ、存在感たっぷりの黒と黄色模様のオオジョロウグモ。

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「あっ、いました! これをずっと探していたんですよ!」
岡さんが叫んで、小道はずれの茂みにダッシュしていった。何事かと目をやれば……黒と黄色の模様が目を引くオオジョロウグモのメスが巣に張りついている。足まで含めれば10センチはあるボディは存在感たっぷりだ。縦糸と横糸を自在に張りめぐらし、大型の昆虫はもちろん鳥まで捕食することもあるそうだ。対してオスのほうは体長わずか1センチ程度と小さい。交接の際にメスに近づき、気取られると食べられてしまうんだから、クモの世界って怖いですね。

 

思いがけず出会った天然記念物が三頭。

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嬉しい「出会い」があった。行く手に木造の小屋がある。その中には、とても可愛い馬が三頭もいたのだ。
小型で鹿毛の馬。沖縄県の天然記念物に指定されている宮古馬だ。ふさふさしたたてがみに、人懐っこそうな顔。申し込めば乗馬体験もできるという。でも今日は思いがけず出会えただけで大満足。ほっこりした気分でうぷきの森をあとにした。

 

散歩の後は…

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しばらく町をブラブラする。と、見るからにしゃれたガラス張りのコーヒーショップを発見。表の道路に木の看板があり、「ensemble coffee(アンサンブルコーヒー)」と店名がでている。
オープンしたのは2019年4月。「ensemble」はフランス語で「一緒に」の意味という。オシャレではないかと感心しつつ、アイスコーヒーを注文した。

 

粉から一杯ずつ作るアイスコーヒーに驚嘆する。

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普段飲むアイスコーヒーとはモノが違っていたのです。まず作り方から驚かされた。なにしろカップに粉をいれて専用のドリップマシンにセットし、一杯分ずつ作るのだ。既にできているものを氷入りのグラスに入れる。なんていう普段のアイスコーヒーとははっきり一線を画している。香りも味も格別だった。

 

名物の「トロピカルボウル」に舌鼓。

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それだけではなかった。とっておきの名物メニューが用意されていた。「トロピカルボウル」だ。
三種類のフルーツ、パイナップル・マンゴー・バナナをミックスし、さらにグラノーラをくわえていただく。
いかにも南国な味わいに舌鼓を打てば、気分もすっかりトロピカルに。

 

動くレストラン「モンブラン」で、ディナークルーズを楽しむ。

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平良港に少しずつ夕刻の気配が漂いはじめる。クルーズ船「モンブラン」はすでに桟橋に停泊している。この優雅なフォルムの白い船に乗り込んで、これからクルージングに出発するのだ。さぞや美しくてダイナミックな、夕暮れの海の情景を見とどけられるだろう。
しかし、お楽しみはそれだけではない。モンブランには広々としたダイニングフロアがあり、豪華なディナーブッフェが用意されている。いわば「動く海上レストラン」なのだ。さてさて、いかなる料理が味わえるのか。ディナークルーズ出航の時刻が迫ってくる。

 

真下から見あげる伊良部大橋に目が吸い寄せられる。

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いざ出航。空はまだまだ明るい。少し波の立つ海面上を滑るようにして、モンブランは進んでいく。20分ほどして差し掛かったのが、あの伊良部大橋であった。すでに車で渡っているが、真下を通りぬけるのはもちろん初めてだ。橋脚と橋とのつながりがしっかり見える。めったには拝めない非日常的な眺めに目を吸い寄せられていたら、「アクアラウンジにどうぞ」との船内放送があった。

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そこは水中展望室になっていて、ガラス窓から海中の様子を観察できるのだ。サンゴの間をひらひら泳ぐ魚の姿を見ているうちに、いよいよディナータイムのスタートとなった。

 

暮れなずむ海を横目にディナーすれば、料理の味もアップする。

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メインダイニングにはすでに大勢のディナー客の姿があった。海はすっかり暮れなずみ、ムード満点だ。
これほどロマンチックな海を横目にしての食事なら味も確実にランクアップするだろう。などと思いながら、大皿を手にバイキング料理満載のテーブルに向かった。

 

和洋折衷のバリエーション豊富なメニューを優雅に海を見ながら。

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ズラリ並んだ料理の数々。お寿司からパスタ、ミートローフ、島のフルーツなどなど、早速箸をのばし食べる。和から洋までたくさんのメニューがあり、どれもしっかりとした味付けと、外に見える海を見ながらの優雅な食事でさらに美味しさがアップ。お皿がどんどん空になっていく。突然太鼓と三線の音がして、フロアでライブとカチャーシーが始まり、賑やかな宴により一層食事の時間を楽しむ事ができた。さすがに満腹だ。あとは少しばかり、泡盛でもいただくことにしようかな。

 

海に沈む夕日を眺め、今日一日の旅を振り返る。

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海に夕日が沈んでいく。
早朝の森で大自然にどっぷり浸って、思いがけず宮古馬にも出会えた。何よりもこの島の成り立ちを知って周遊すると魅力が一層倍増する。全ての場所に岡さんのようなガイドと一緒に周ってみたいと思った。
締めくくりはディナークルーズ。最後に船から夕日を見る事ができ「バラエティあふれる一日」は最高のフィナーレを迎えた。船に揺られ大海原の中から赤く染まった夕日を眺める事ができるなんて、どんなに贅沢なのだろう。なかなか日常では味わえない体験だった。それもこれも、宮古島という魅力的なエリアあってこそだろうな。

Information 基本情報

うぷきの森

住所 宮古島市平良久貝870-1 島の駅みやこ内(宮古島ひとときさんぽツアーカウンター)
TEL
備考
URL http://www.plannet4.co.jp/hitotokisampo/tour-upuki-2.php

ensemble coffee miyakoisland

住所 沖縄県宮古島市平良久貝1068-9
TEL 0980-79-8012
備考
URL https://www.instagram.com/ensemblecoffee.miyakoisland/

ベイクルーズ宮古島 モンブラン

住所 沖縄県宮古島市平良下里108-11
TEL 0980-72-6641
備考
URL https://www.hayate-montblanc.com/

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