渡嘉敷島自慢のケラマブルーの海でシーカヤック&無人島体験ツアー

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那覇市の泊(とまり)港から高速船でわずか35分(フェリーでは70分)。“ケラマブルー”で知られる世界有数のダイビングスポット、慶良間(けらま)諸島に到着です。慶良間諸島のなかで最も大きい渡嘉敷島(とかしきじま)。沖縄では珍しい200メートル級の山々が連なっています。天気のいい日には高台にある展望台から沖縄本島はもちろん、渡名喜島(となきじま)や粟国島(あぐにじま)、久米島(くめじま)をきらめく青い海の向こうに眺めることができます。この島の一番の魅力は豊かで美しい海。そして、周囲に点在している大小10 ほどの無人島。のんびりとした時が流れる渡嘉敷島を拠点にしたシーカヤックなどのマリンアクティビティと無人島探検がおすすめです。

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今回ご紹介するのは渡嘉敷島ならではの海の魅力を満喫できる「無人島シーカヤックツアー」。阿波連(あはれん)ビーチを出発し、800メートルほど沖合にある無人島、ハナリ島をシーカヤックで往復し、手つかずの海でのシュノーケリングと無人島探検を楽しむというよくばりなプログラムです。

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ガイドをしてくれるのは渡嘉敷島に住んで18年の森野淳(もりの・あつし)さん。アウトドア・アクティビティプログラムを提供する「アイランズトリップ」と、島で唯一のゲストハウス「Kerama Backpackers」を経営する頼もしい男性です。

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ツアーの集合時間になったら、まずは阿波連ビーチの入り口にあるショップに集合。申込書を記入したり、着替えたり、プログラム全体の説明を受けます。続いてビーチへ徒歩で移動。所要時間は数十秒。防砂林の間から見えるコバルトブルーの海を見るだけで期待に胸が高まります。

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眩しいくらい白く輝く砂浜の上で受けるレクチャーはわかりやすく、初めてのシーカヤックでも安心。パドルの持ち方、漕ぎ方、後退の仕方、止まり方、曲がり方を短時間でマスターできます。

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いよいよカヤックに乗り込んで、青い海へと漕ぎだします。乗るときはお尻から、降りるときは両足から、重心を低く保つのがポイントだそう。ビーチの目の前で数分間練習をしたら、さっそく無人島のハナリ島へ。パドルを差す海の色の美しいこと。噂に聞いたケラマブルーに心が高鳴ります。

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10分程度でハナリ島に無事到着。乾いた喉を潤したら無人島探検です。しばらく歩き砂浜から拾い上げたサンゴのかけらを手にすると、サンゴがどんな生き物でどうやって生きているのか、森野さんが丁寧に説明してくれました。

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雲が作っていた影もいつの間にかどこかに流れ、晴れ間が広がってきました。この島は無人島ですが、人間以外の生きものはここを住処として小さな命を輝かせているのです。足元を注意深く見ると小さなヤドカリが、よちよちと這っています。国の天然記念物なのですが、例外的に売買が認められているというオカヤドカリの一種です。(※許可を得た捕獲業者を除いて一般の方は採取できませんのでご注意下さい)小さなサンゴがたくさん敷き詰められているようにも見える琉球石灰岩の方に、ヤドカリは歩いていきました。

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「ほら、見てみてください。これなんだと思いますか。」砂浜にしゃがみこんだ森野さんが砂粒をつけた手のひらを広げてみせました。手のひらはサンゴが砕けてできた砂粒だらけ。その中にあの星砂が数粒混じっていたのです。星砂とはその名のとおり星の形をした砂のような粒ですが、実はこれは砂ではなく、有孔虫の殻なのだそう。多くは波や海水の流れによって角が取れて丸くなるのですが、幸運にも星の形をとどめたものが浜に打ち上げられるようです。

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砂浜の自然観察も気が付けばタイムオーバー。今度は砂岩でできた丘の頂上までクライミング。大きいとはいえ丘なので、あっという間に頂上に到着。そう、ここは慶良間諸島でも有数の絶景ポイントだったのです。眼下に広がるのは透明感のある青と深みのある青のグラデーションを織りなす美の世界。しばらく時間を忘れてぼーっと過ごし、自然の豊かさに身も心も満たされました。

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絶景ポイントで記念撮影を済ませたらシュノーケリング。ハナリ島の目の前のポイントでは「ミツボシクロスズメダイ」や「アマミスズメダイ」、「スカシテンジクダイ」や「キンメモドキ」などの沖縄特有の色鮮やかな熱帯の魚を楽しむことができます。

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[画像提供:アイランズトリップ]

ハナリ島周辺はクマノミがたくさん住むポイントとしても有名です。ハマクマノミやカクレクマノミなど何種類かのクマノミにも出会えますよ。水深も浅めなので水の色も柔らかくて明るいブルー。海底の白いサンゴ砂が太陽の光を反射してくれるのでこういう青を楽しめるのだそうです。

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[画像提供:アイランズトリップ]

ツアーの時間が干潮時間に当たったため、今回は訪れることはできませんでしたが、アイランズトリップのシーカヤックツアーでは無人島に向かう前に、岩場にある洞窟を案内してくれるので、カヤッキングの魅力を満喫できます。

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[画像提供:アイランズトリップ]

「渡嘉敷の自然と触れて普段できない体験を楽しんでいってほしい」という森野さん。その時々の海の状況、天候、潮の干満に応じて、臨機応変に内容を調整してくれます。また、シーカヤックツアーのほか、6フィートのヨットに乗ってウミガメの住むシュノーケリングポイントを経由して上陸する「無人島ツアー」など、魅力的なツアーも楽しむことができます。沖縄に旅行に来たら、那覇からすぐの渡嘉敷島で忘れられない思い出づくりをぜひどうぞ。

Information 基本情報

【今回の取材先】アイランズトリップ

住所 沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連176
TEL 098-896-4522
備考
URL http://islands-trip.com

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