宮古島といえば、与那覇前浜ビーチがなどの「海」が有名ですが、見どころはそれだけではありません。陸にも、サンゴ礁と並ぶ生き物の宝庫、マングローブがあります。王道ばっかりじゃイヤ、という宮古島初心者を卒業した貴方!宮古島のマングローブ体験で新たな宮古島の魅力を発見してみませんか?行く場所は参加する方の要望や体力に応じて設定しますので、まずは自分好みのコースにするために、事前にガイドさんにいろいろワガママを言ってみましょう。
マングローブにやってきました。まずはテクテク干潟の部分を歩いて生物を観察します。干潟には、底生生物(海底に生息する生物)、稚魚、甲殻類などが豊富で、多くの生物種を見ることができるそうです。足の裏が冷たくて気持ちがいい。さあ、今日は何が見つかるのかな?
干潟の砂地では色んな生物が棲んでいます。
早速コメツキガニを発見。このカニは横だけでなく、なんと前にも歩けるのです。動きがゆっくりなのでじっくり観察できます。
また少し歩くと丸く周囲がぷくっと浮き上がった部分を発見。一体何でしょうか?
答えはこのツメタガイの産卵の跡です。砂で円を作りその中に卵を産みます。
小さいガザミを発見しました。今では希少価値になってしまったガザミですが、宮古島ではガザミを茹でたり、みそ汁にして食べるそうです。ガザミの一番後ろの足は、オールのような形になっているので、これを使って、すばやく泳ぐこともできます。
マングローブを見つけました!マングローブとは植物の名前ではなく、汽水域に生え、ヒルギ科の植物を総称していうのだそうです。八重山諸島の西表島などでは河口付近の汽水地域にマングローブは形成されますが、宮古島では海の近くの湧き水がでてくるあたりに形成されます。
※汽水域とは、河川・湖沼および沿海などの淡水と海水が混ざり合った水域のこと。
スナガニの一種のシオマネキがいました。シオマネキのオスは片方のはさみが大きくなる種で知られています。はさみが大きいオスほど「イケメン」でメスに人気だそうです!
マングローブを生成する植物の一種「オヒルギ」がワサワサと生い茂っています。オヒルギは別名「アカバナヒルギ」といわれており、小さく赤い花が咲いています。オヒルギは自分で海の塩分などを体外に排出する能力を持っているのだそうです。では、いったいどうやって??
それは、根から吸い上げた海水に含まれる塩分を末端の葉っぱに集めて、黄色くなったら落葉させるのです。
黄色い葉っぱをかじってみると…うん、確かにちょっとしょっぱい。
また少し歩くと、日本で観葉植物としても人気が高いヒルギモドキがありました。光沢がある葉っぱが特徴です。
ガザミ
折り返して辿ってきた道を戻ろうとすると・・・
なんと!ものの30分のうちにたどってきた場所に砂をまるめた無数の粒が広がっていました。
潮が引いた砂浜に、約1センチの穴がいたるところにできています。いったいだれの仕業でしょう。
答えはこの小さなコメツキガニ。大量の砂粒は、このコメツキガニが食事をした後だそうです。
マングローブは普段の生活では見ることのない生物の姿を沢山観察することができました。
王道の海も良いですが、こうしてのんびり大自然を観察するのも宮古島旅行の楽しみですね。
お問い合せ先 | 宮古旅倶楽部 【今回の取材先】 |
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所在地 | 沖縄県宮古島市平良字下里4 新大見謝ビル103 |
TEL | 098-75-4380 |
料金 | 10,000円/人(宮古島で森ガール) ※プラン詳細、お申込みについては上記「お問い合せ先」までお願いします。 |
お問い合せ先 | SevenSeas |
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所在地 | 宮古島市平良前里39 |
TEL | 080-5659-4189 |
7seas@ayantsu.com | |
料金 | ※プラン詳細、お申込みについては上記「お問い合せ先」までお願いします。 |
おおよその所要時間:約7時間