牛の数が人口に対して10倍以上という黒島(くろしま)は、上空から見るとハートの形をしていることから「ハートアイランド」とも呼ばれている。毎年2月に開催される「牛まつり」は、抽選で牛1頭が当たるというお祭り。この日は沖縄県外から多くの観光客が訪れ、島全体が賑わう。

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牛とクジャクが我が物顔で歩く

生き物好きのワンダーランド

人よりも牛が多いとは聞いていたが、島に入るとその数の多さに驚かされる。
悠々と草を食む牛をシャッターに収めていると、今度はどこからともなく、クジャクが現れた。
なぜここにクジャクが?
聞けば、八重山地方に観賞用として持ち込まれたクジャクが野生化したのだそうだ。
今では黒島のクジャクの数は、200~500羽とも言われており、我が物顔で歩くその姿は、もはやすっかり黒島の住人という面持ちに感じられた。
 
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ほどなくして、「黒島研究所」という施設へ向かった。
物々しい名前から、どんなすごい秘密の研究を行っているのかと思いきや、
ウミガメの保護と生態研究を行っているそうだ。
研究の成果を伝える為の展示室があるのだが、その展示室はまさにワンダーランド。

ウミガメ以外にも、サメやナマコや海ぶどう、さらにはハブやクジャクまで珍しい生き物が大集合し、展示飼育が行われている。身近で見る生き物たちは迫力満点だ。
生き物だけに留まらず、黒島の民具やH2Aロケットの破片等の展示もあり、博物館のようにも楽しめる。

「ウミガメに興味のある人はぜひおいで」と、所長さんが屈託のない笑顔を見せた。
 
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思い出の伊古桟橋

エメラルドグリーンの海に、まっすぐ突き出した桟橋。
長さ354m。ここは島民思い出の場所。

今では別の場所に港があるけれど、昔はここが島の入り口だった。
他の島に行くのも、荷物が届くのも、恋人を見送るのも、全部ここから。
島の歴史を全部知っているのがこの桟橋。

時代は変わってすっかり静かになったけれど、
周囲の美しい風景だけは変わらない。
 
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おばぁが伝える伝統のおやつ

黒島のカフェで出会った昔ながらのおやつが青豆ぜんざい。
普通のぜんざいは小豆を使うが、青豆ぜんざいはモヤシになる青豆を使う。
これに麦と黒糖を加え、コトコト煮たらできあがり。

島のおばぁが伝える伝統の味。
家でも食べるし、今でも祭りでふるまわれるそう。

夏は冷やして、冬は温めて。
いつ食べてもあっさりした甘さと、ぷちぷちした口当たりがおいしい。
 
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