久米島での「もう1泊」にキャンプという選択肢を。 お手軽な久米島キャンプの魅力

沖縄での滞在先は大抵がリゾートホテル。連泊するのもいいですが、2泊目は大自然の中でキャンプというのはいかがでしょう。沖縄の離島・久米島には手ぶらで楽しめるキャンプ場があります。離島だからこそ面白いキャンプのすすめ、その魅力を余すことなくお届けします。

 

キャンプに必要なものがすべてレンタル可!手軽さが最大の魅力

久米島の奥武島にある「奥武島キャンプ場」では、キャンプに必要なものはすべてレンタルが可能。お手軽にキャンプを楽しむことができます。

テントやテーブル、イスなどは事前にキャンプ場のスタッフが準備しており、自分たちでテントを組む手間が省けるのも嬉しいポイント。着いた瞬間から、すぐにキャンプを始めることができます。テントの中にはエアーマットが敷かれていて、地面が硬くて眠れないなんてこともありません。

レンタル品はお皿やコップ、調理に必要な鍋やフライパン、まな板や包丁はもちろん、焚火台やランプ、ポータブル電源まで豊富に取り揃えています。そのほか、焚火に必要な薪や、ついつい忘れがちな蚊取り線香や虫よけスプレーなども購入でき、細かいところまで必要なものがすべてそろっています。

食事もバーベキュープラン(5名以上で利用可能)の販売があり、豚バラ肉や野菜などの食材やバーベキューに必要な機材、木炭、クーラーボックスなどが一式そろっています。食材はボリューム満点で家族や友人とバーベキューを楽しむのに最適。クーラーボックスでキンキンに冷やしたドリンクと一緒に、おいしい食事をぜひ味わって。

炊事場は広くて数もたくさんあるので使いやすく、飲用できる水道とかまどがあり調理も行えます。

トイレやシャワー室も完備されているので安心。200円で温水シャワーが10分間使用できます。野外部分には無料の水シャワーもあるので、海で遊んだあとはそちらを利用することもできます。

キャンプ場にはなんとコワーキングスペースもあります。モニターやWi-Fiの通信環境も充実しているため、キャンプの合間に急なお仕事も行うことができます。また、子ども用の遊び道具やベビーベッドがあり、小さな子ども連れでも安心。エアコン完備で、売店やドリンクエリアも併設しています(コワーキングスペースは管理棟営業時間内の09:30~16:30まで利用可能)。

 

キャンプだからこそ、島の自然を満喫できる

まさに至れり尽くせりのキャンプ場で、夜の食事まで存分に滞在を楽しみます。キャンプ場内にはハンモックがあり、その上にごろんと寝そべると、そよ風や鳥のさえずりなど大自然を五感で感じることができます。

キャンプ場近くも見どころが満載。国指定天然記念物の「畳石」もそのひとつ。五角形や六角形の形をした岩が特徴的なスポットです。この岩は別名「亀甲岩」とも呼ばれ、1200万年前に噴出した溶岩が冷えて固まる時にできる柱状節理というもの。世界でも珍しい畳石と沈みゆく夕日をゆったりと眺めます。

またこちらも珍しい海に沈む電柱も見つけました。奥武島から電気を送っているのか、電柱と電線は300メートルほど先にあるオーハ島まで続いています。

島にはサトウキビ畑など、沖縄の原風景を思い起こす景色が広がります。夕日とともに風でざわざわとキビが揺れます。

キャンプ場周辺をぶらり散歩して楽しんでいたらいつのまにか夕日が沈み、辺りは夕闇に包まれます。キャンプといえば「キャンプ飯」も楽しみのひとつ。今夜のメニューは牛肉や豚肉の焼肉のほか、島タコを使ったアヒージョも。島の商店やスーパーを巡り、その土地の食材を調理できるのも離島キャンプならではの楽しみ方。島酒と一緒に離島ならではの食材を使ったメニューをいただきます。

レンタルした炊飯窯を使って、かつお節がきいた沖縄そばの出汁とツナ缶で炊いたご飯も完成。アヒージョで使ったブロッコリーやトマトも入れて見た目も色鮮やかに。自然の中で食べる料理はおいしいの一言。これぞキャンプの醍醐味です。

食後のあとの癒し時間。焚火を眺めながら、ゆっくりとした癒しの時間が流れていきます。島のキャンプだからこそ、人が少なく自然の音しか聞こえない。そんな贅沢な空間を思う存分に満喫します。

奥武島キャンプ場の近くは明かりがないため、夜は真っ暗。そのため、木々の間からは満天の星が楽しめます。焚火に星、なんて贅沢な時間。離島でのキャンプはやっぱり特別です。

 

結論、久米島での「もう1泊」はキャンプで決まり

沖縄特有の湿気で薪に火が通りにくい、虫との格闘などなど。キャンプならではの少々の困難はありつつも、そこはご愛敬。ここまで手軽にキャンプを楽しめるかつ、島の美しい自然が楽しめるキャンプ場は他にはありません。デイキャンプのみも可能なので、初心者や子ども連れにも安心しておすすめできます。リゾートホテルもいいですが、せっかくの離島での滞在。島の魅力をダイレクトに感じられる「キャンプ」もぜひ候補に入れてみては?

 

 

Information 基本情報

奥武島キャンプ場

住所 沖縄県島尻郡久米島町奥武170-1
TEL 098-985-8600
備考 チェックイン10:00~16:30│チェックアウト ~翌10:00まで│デイキャンプ利用 10:00~21:00
URL https://www.kume-ou-camp.com/
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