沖縄といえば、ダイビングやシュノーケリングなどを思い浮かべますが、実は釣りも人気のアクティビティのひとつ。その数は年々増え続け沖縄観光統計によると、年間12万人もの観光客が沖縄で釣りを楽しんでいます。今回はそんな釣りを楽しむ離島旅をご紹介。舞台は手付かずの自然が残る伊是名島(いぜなじま)。チャンネル登録者数10万人を超える人気YouTuberの「カミヤマライトゲーム」と共にその魅力をお届けします。
伊是名島へのアクセス方法は?
沖縄本島から伊是名島へは船で行くことができます。那覇空港から車で約1時間30分のところにある運天港(うんてんこう)から1日2便フェリーが出ています。那覇空港から港までは「やんばる急行バス」などの急行バスも出ていますが、今回のツアーでは釣り道具のレンタルは不可なので持ち込みが必要。そのため、釣り道具を持参している且つ船の時間も限られているため、レンタカーでの移動がおすすめです。
運天港から伊是名島はフェリーで約55分。人気観光地の古宇利島(こうりじま)や美しい海を眺めながら、暫しのクルージングを楽しみます。
到着早々、インリーフでライトゲーム開始
今回ガイドしてくださる、伊是名島の人気釣りYoutuberの「カミヤマライトゲーム」こと神山さんと待ち合わせ。合流するとルアーやフローティングベストなど持ち物の確認を行います。リーフには猛毒のオニダルマオコゼなどが生息しているため、フェルトスパイクシューズなどの靴底が厚く滑りにくい安全な靴を持参してください。また、日焼け対策でラッシュガード、帽子、サングラスなども忘れずに。
伊是名島を知り尽くした神山さんがその日のポイントを絞り込み案内をしてくれます。潮止まり(干潮と満潮のピーク)前後、インリーフでミーバイ、クチナジ、ガーラ、チヌなどを狙います。
一般的に海の魚は、潮が動いている時の方が活性が高く、潮止まりには、ほとんどの魚が釣れにくくなります。そのため1時間ほどはノーバイト(全く魚が食いつく気配のないこと)が続きますが、上げ潮になり潮が動き出すとここで初バイト。ラインを巻き取ると魚の姿が見えてきました。
この日初めての釣果であるイシミーバイをゲット。苦労した甲斐もあり、釣れた瞬間の喜びはひとしおです。ミーバイは沖縄の方言で「ハタ類」全般を指す言葉です。
ここからはまさに入れ食い状態。立て続けに面白いほどミーバイが釣れます。これは楽しい!
最後の最後に大物が待っていた!
ガイドツアー終了の時間が迫る中、ミーバイ以外のさらなる獲物を求めていると、神山さんからあのポイントを狙ってみてとアドバイスが。助言通りに竿を振ると、なんといきなり喰いついてきました。竿が曲がるほどの強い引き。これは大物に違いない。「焦らずゆっくり!」と神山さんの声も高ぶります。
釣りあげたのはなんと体長60センチにもなるオニヒラアジでした。この日いちばんの大物に
ニヤケ顔が止まりません。
釣りあげた瞬間、嬉しさのあまり神山さんとハイタッチ。今回の釣果は島を知り尽くした神山さんのガイドがあってこそ。竿を振っているときも、伊是名島の美しい海を存分に楽しむことができました。ロケーションと釣果の両方を備えているのは、この島ならでは。初心者向けのメニューもあるので気になる方はお問い合わせを。釣り好きの皆さんはぜひ伊是名島へ。