日本最西端の島、与那国島には何百年も前から、日本に8種いる在来馬の一種「ヨナグニウマ」がいます。
ほんの40年前まで島の住民の足となり、米やサトウキビなど重い荷物を運んでいました。
「ヨナグニウマふれあい広場」では、そんな彼らと触れ合うことができます。
ヨナグニウマは現在島内に120頭生息しており、小柄で模様はなく、茶色一色なのが特徴です。おとなしく、優しい性格で、あまり物事に動じない馬です。従順な「ヨナグニウマ」と心身ともに癒される馬遊びを体験しませんか?
集合場所に待機していると、砂浜にヨナグニウマに乗ったインストラクターが颯爽と登場!
海に入るので、濡れてもいい格好がベターです。
シャワー室はないので、事前に着替えを済ませて行った方がいいでしょう。
先にインストラクターが海の中に入ります。馬は躊躇することなく、スイスイと深いところまで入っていきます。海のなかで馬を思い通りにリードできるか、ちょっとドキドキです。
海に入りインストラクターの説明を受けながら、いよいよ乗馬!ヨナグニウマは小柄なので、女性でも背伸びすることなく簡単に乗ることができます。ウマに乗って見る景色は、目線が少し高くなって、いつも見る海の透明度も改めて感じることができます。
日差しが強いので、長袖と帽子、フェイスタオルはマストアイテム。
最初はヨナグニウマに乗って、インストラクターに先導してもらいながらゆっくりと進みます。
浅瀬で体験できるので、泳ぎに自信がない人でも、気軽に楽しめます。
インストラクターから、ヨナグニウマの習性や海のなかでのリード方法を教えてもらいます。おとなしく、調教されているおりこうさんな馬なので安心して乗馬できます。
今度はヨナグニウマのしっぽに捕まって泳ぎます。馬の習性として本当は嫌がる行為らしいですが、インストラクターに調教されたヨナグニウマは平気のようです。意外に馬が進むスピードが早いので、落されないように、しっかりつかまりましょう。上手に出来たら、首の部分をやさしくさすって褒めてあげましょう。
一通り海での乗馬体験を楽しんだら、一旦馬から降り、砂浜へ上がります。「まだずっと乗っていたい!」と名残惜しい気持ちをぐっとこらえて…!
砂浜には、こんな手作りの看板もありました。希少な馬を保存するために「たくさんの人にヨナグニウマの良さを知ってもらいたい」、スタッフのそんな熱い思いが感じられます。
ヨナグニウマ遊びは、海だけではありません。つづいては馬に乗って牧場の外をお散歩。海とはまた違った乗り心地を楽しみましょう。
馬にも慣れてきたので、インストラクターの指導のもと、少し速度を上げてみました。とは言っても、インストラクターが少し小走りするくらい。向かい風が心地いいです。
海遊びは4月~10月と限られた季節の体験ですが、山遊びは年中楽しむことができます。事前に確認していきましょう。
爽やかな風に吹かれながらの海や山でヨナグニウマと触れ合う馬遊び。是非体験してみてはいかがでしょうか。
お問い合せ先 | NPO ヨナグニウマふれあい広場【今回の取材先】 |
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所在地 | 沖縄県八重山郡与那国町字与那国4022 |
TEL | 0980-87-2911 |
yonaguniuma@yonaguni-kubura.jp | |
体験乗馬・体験トレッキング | ふれあいと体験乗馬:20分 3,000円 お楽しみトレッキング:45分 4,000円 海馬(うみうま)遊び:約50分 6,000円 ※プラン詳細、お申込みについては上記「お問い合せ先」までお願いします。 |
お問い合せ先 | たんぽぽ流ツアー |
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所在地 | 沖縄県八重山郡与那国町3087−C-1 |
TEL | 090-2502-4792 |
たんぽぽ流ツアー | コトーの海を行く(海遊び) 約1時間 7,000円 コトーの浜へ行く(トレキング) 約1時間 6,500円 ※初心者は練習の時間15分必須、料金は1,500円 ※プラン詳細、お申込みについては上記「お問い合せ先」までお願いします。 |
おおよその所要時間:半日