沖縄本島から西へ100km先にある久米島（くめじま）は、フェリーで３時間ほど、飛行機ではわずか30分で辿り着けます。久米島は琉球王朝時代から沖縄の島々のなかでも美しいといわれ、「球美（くみ）の島」と昔から呼ばれていたそうです。なかでも、「ハテの浜」や「イーフビーチ」の透明度が高い青い海など、自然の豊かさと美しさが人気を誇ります。

フェリーからみた久米島

ハテの浜

サンセット＆ナイトカヤックで久米島の海を満喫

そんな久米島の美しい海を満喫するための、とっておきのオススメ観光ツアーは、カヤックで楽しむサンセット＆ナイトツアーです。なぜなら、久米島の海の魅力は昼間だけではないから。日中の海水浴では味わえない“夕暮れ時ならではのロマンチックな海”を楽しむことができますよ。思い出に残るひとときとなることでしょう。

アーラ浜

カヤックをする場所は、「アーラ浜（阿良ビーチ）」という穴場のビーチです。兼城（かねぐすく）港フェリーターミナルから車で30分ほどの場所にあります。ほぼ貸し切り状態の静かな自然浜で、夕暮れ時の海を満喫できます。
※風向きや波の状況によっては体験場所が変わることもあります。

プロのガイドさんと一緒だから安心して楽しめる

「カヤックは初めて」というかたでもプロのガイドさんと一緒であれば安心です。久米島のネイチャーガイド『あおしょうびん』は自然体験を専門としていて、『サンセット＆ナイトカヤック』をツアーを行っています。

まず最初に、ガイドさんからパドル（櫂／かい）の使い方など、レクチャーを受けます。操舵方法は割とシンプルなので、子供でも小学校低学年から楽しめそうです。実際取材日には親子連れでサンセット＆ナイトカヤックを楽しむ姿がありました。
※ 保護者と一緒であれば、０歳からでもカヤックのツアーに参加できますが、子供が自分でパドルを持って漕ぐ場合は、小学生以上が対象となります。

まさに感動体験！神秘的な気分に浸るカヤックツアー

夕焼けの海へ

それでは、いざ、大海原へ出航！　夕陽の沈む時間に黄昏色に染まる海にプカプカと浮かび、カヤックはエンジン音がないので聞こえてくるのは自然の音だけ。耳を澄ませば、波の音と風の音、アカショウビン（鳥）やセミの鳴き声が聞こえてきます。日頃、まちの中で生活していると気付かなかったり、なかなか耳にしなくなった音ばかり。風が頬を伝わっていくのを感じたり、潮の香りに心癒されます。

日没後のマジックアワー

夕暮れから日没後、空の色が刻々と変化していきます。いわゆるマジックアワーを海の上で堪能できるというわけです。そのうち、満天の星がパノラマに広がっていきます。

ナイトカヤック

この夜は、月明かりが意外と明るくて小さな星々は見えにくかったのですが、金星と木星が接近している日でした。月が照らす海面の煌めきも美しかったですよ。また、月明かりの影響が少ない晩であれば、ウミホタルが見えたりすることも。カヤックからすぐ水面に手が届くので、手で海の水をすくうとキラキラとウミホタルが輝き、とても感動しますよ。

参加者からは、「普段は味わえない非日常を楽しめた」「沖縄の夜の海は冷たくなく暖かかった」「親子で楽しめた。小１の子供がカヤックを漕ぐ姿が頼もしかった」という声も。あなたも、そんな贅沢時間をぜひ味わってみませんか？

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