日本最西端の島で絶景に出会う
与那国へ一生忘れられない旅に出よう

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日本最西端の島、与那国島。観光地として知る人ぞ知るこの島には、ここでしか出会えない景色がたくさん!広大な空と海、天然記念物である与那国馬との触れ合い、包み込まれるような美しく壮大な夕日。さぁ、ありのままの島の姿を感じられるゆったり旅へ出かけよう。

与那国空港に到着!

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那覇空港から1時間30分の空の旅。日本最西端の島は意外と近いと思いきや、那覇と与那国島は約509キロメートルも離れており、これは東京・大阪間に匹敵する距離だという。ちなみに与那国島から石垣島までは127キロメートル、台湾までは111キロメートルで、なんと台湾のほうが近い。まさに国境の島だ。

レンタカーでティンダバナへ

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まずは空港から10分ほどの距離にある絶景スポット「ティンダバナ」へ。別名ティンダハナタなどとも呼ばれ、「天空の家の端」という意味があるそうだ。砂岩の上に琉球石灰岩が乗っている地形が、高さ100メートルほどの天然のテラスを作り出している。眼下には緑に囲まれた島の集落と、島を包み込むような美しい与那国ブルーのビーチが広がり、その鮮やかな色合い、そして島の息遣いに感動。そして、島を渡る風のさわやかなこと。まるで景色に吸い込まれるような気持ちに。登る途中には湧き水や伝説の地もあり、与那国を知る上でもぜひ訪れたい場所だ。

「DiDi与那国交流館」でクバ餅作りを体験

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次は2016年にオープンしたばかりの「DiDi与那国交流館」へ。ここは歴史資料の展示や文化体験を通じ、与那国を深く知ることが出来る場所。Di(ディ)とは与那国の言葉で「行こう」という意味で、「DiDi(ディディ)」と二つ重ねるとレッツ・ゴーという意味になるのだとか。与那国を学び、与那国に親しむ「風ラボ」、与那国の文化に触れ、与那国を楽しむ「唄ラボ」、与那国の食に触れる「食ラボ」の3つのコーナーがある。「食ラボ」には調理実習室があり、与那国伝統のクバ餅を作る料理体験にトライすることに。作り方は、餅粉を練り黒糖を混ぜ合わせたものを適度な大きさに取り分け手で丸め、クバ(和名ビロウ)の葉で包む。簡単そうだが、いざ包もうとすると餅が収まりきらなかったり、強く葉を結べなかったりと、結構コツが必要だ。なんとか包み終わると、蒸し器に入れて、あとは40分待つだけ。このクバ餅、与那国では豊年祭というお祭りの時に食べるのだそう。沖縄本島では月桃の葉で包んだムーチーというお餅があるが、与那国で葉に包んで食べる餅といえばクバ餅。沖縄の食文化も、島によって違いがあるのは興味深い。

三線の演奏も体験

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クバ餅が蒸しあがるまでの時間は、「風ラボ」の展示コーナーを見学したり、「唄ラボ」で三線の演奏体験をして過ごした。三線に触るのは初めて。竿と呼ばれるネックの部分が思ったよりも細くて、手の小さい女子でも弾きやすい。簡単なコードを教えてもらい、歌と手拍子に合わせて弾いてみた。沖縄らしい三線の音で、旅の気分が盛り上がる。また、ここではクバの葉を使った民具作りの体験も可能だとか。料理や民具作りなどの体験プログラムで、与那国で育まれた伝統的な文化に触れられるのは、とても貴重に感じる。半日ゆっくり過ごしても良さそう。

できたてのクバ餅はいい香り!

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施設内をいろいろ見て回っている間に、クバ餅が蒸し上がったので試食タイム!クバ餅は、葉っぱをひっくり返すようにしてギュっと結んでかじりつくのが与那国流。クバの葉のいい香りが移り、黒糖の素朴な甘さも体にやさしい感じ。これはおいしい!

クバ餅と一緒にいただいた長命草入りのハーブティーも、スッキリして美味。長命草はビタミンやミネラル、ポリフェノールが豊富で、アンチエイジングに良いとされるハーブ。沖縄では昔から高血圧や喘息、神経痛などに効果がある薬草として知られていたらしい。与那国では長命草の栽培が盛んで、このハーブティーも地元で採れた長命草だけを使っているとか。
また、与那国は長命草だけでなく、最近女子を中心に人気のパクチーも特産とのこと。与那国の方言ではパクチーのことをクシティと言い、島民には昔から馴染みのある食べ物らしい。与那国産のパクチーは苦みも少なく食べやすいのが特徴で、11月~2月の間は生産の最盛期を迎えるので、期間中は島内の飲食店でパクチー料理を試してみるのもいいかも。

東崎灯台→立神岩という絶景ドライブコース

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写真は立神岩

続いて、最西端の絶景を巡るドライブに。まずは東崎灯台へ。晴れた日には西表島を望むことができる絶景スポットだ。道路の両サイドが途中から放牧地になっていて、柵も何もない中で牛や馬が放し飼いにされているのにはちょっとビックリ。南の島なのにどこか大陸的でダイナミックな風景も、他の沖縄の離島にはない与那国ならではの魅力かも。また、この日は風がなくて海が穏やかだったため、雲が海に映るという景色まで楽しめた。思わず写真を撮らずにはいられない。

東崎灯台の絶景を存分に堪能したら、次は灯台から車で10分ほどのところにある立神岩へ移動。与那国島のシンボル的存在の奇岩で、そそり立つ姿はどこか神秘的。周辺の海の色もとてもキレイで、いつまでも見ていたくなった。

与那国馬の乗馬体験!

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お昼ご飯を食べたあとは、いよいよ今回の旅で最も楽しみにしていた与那国馬の乗馬体験へ。在来種の与那国馬は与那国町の天然記念物に指定されており、現在は130頭が飼育されているという。孤島の与那国島では外来種との交雑が少なかったため、純血度が保たれたとも言われる。小柄だが力持ちでおとなしい性格の与那国馬は、かつては農業に欠かせない家畜だった。島の南に位置する比川集落のはずれにある「与那国馬風(う)牧場」では、この与那国馬の体験乗馬ができる。いくつかあるコースのうち、今回は馬に乗って海で遊ぶ「コトーの海を行く」コースをチョイス。まずは馬の扱い方、乗り方のレッスンからスタートした。

牧場の中を歩くレッスンから「引き馬卒業検定」へ

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体験乗馬といえば、係の人がついて歩いてくれる「引き馬」がほとんどだが、「与那国馬風(う)牧場」はちょっと違う。初めて馬に乗る人も、レッスン終了後の「引き馬卒業検定」に合格すれば、引き馬ナシで外乗りができるのだ。

ここでは、一般的な「ハミ」(馬にくわえさせる馬具で、手綱とつながっている)は使わず、与那国島に伝わる「ウブガイ」という木製の伝統馬具を使用する。体が小さい与那国馬だが、実際に乗ってみると結構高い。最初はなかなか要領がつかめず難しく感じたが、掛け声の出し方、馬の呼吸の感じ方がわかるにつれ、少しずつ乗り方がわかってきた。馬が歩いてくれたときには、心が通じた気がして嬉しい気持ちに。そして、無事引き馬卒業検定に合格。

馬と一緒に海の中へ

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牧場から5分ほど歩くと比川のビーチに到着。いよいよ海の中へという時、鞍を外して馬の背に直接乗ることに。温かい馬の背にまたがって、ますます馬がかわいく思える。生後4カ月の仔馬ルルちゃんもついてきて、足が届かないところは犬かきならぬ馬かきを披露。母馬フジコに甘えるような仕草や、他の馬にじゃれつく様子には胸がキュンキュンした。長いまつ毛につぶらな瞳、もう与那国馬の愛らしさには完全にやられた!それに与那国馬は本当におとなしくてお利口さん。小さなお子様でも3歳からはヘルプつきで一人でも乗れるというし、思ったより気軽にチャレンジできるのもいい。また、乗ってみて実感したのは、正しい姿勢をキープするために、普段の生活ではなかなか使わないインナーマッスルが鍛えられるということ。美しい海とかわいい馬に癒されるだけでなく、キレイにもなれる。女子旅にはぴったりの体験だ。

日本で最後に沈む夕日を見に、日本最西端の地・西崎へ

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久部良漁港のお隣に立つ西崎灯台。その脇に「日本最西端の地」の碑があって、ここは日本で最後に沈む夕日を見られるポイントとなっている。見渡す限りグルリと広がる水平線には「地球ってホントに丸いんだな」と実感。夕日の中を港へ戻る漁船の航跡、太陽が水平線の向こうに隠れた後も刻々と色を変える雲、すべてが美しくてウットリ。もちろんケータイで写真も撮ったけれど、このサンセットビューは胸に焼き付けたい。あまりにも壮大な大自然、そして神秘的な景色に心を癒された旅。この体験は、いつまでも忘れられない大切な宝物になるはず。

Information 基本情報

DiDi与那国交流館

住所 沖縄県八重山郡与那国町与那国1107
TEL 0980-87-2166
備考 クバ餅作り体験 1人1,200円(税込/所要時間約1時間30分)
※前日までに要予約

三線体験 1人1,300円(税込/所要時間約1時間)
入館料 小中学生100円、高校生以上一般200円
URL http://didi-yonaguni.jp/

与那国馬風(う)牧場

住所 沖縄県八重山郡与那国町3500
TEL 090-2502-4792
備考 乗馬体験「コトーの海を行く」(5~10月限定)1人8,500円(税込/乗馬時間1時間)

乗馬体験「ジャングルを行く」(11~5月限定)1人10,000円(税込/乗馬時間1時間20分)

引き馬卒業検定1人2,000円(税込/所要時間15分)
※初回の場合のみ
URL https://www.tanpoporyu.com/

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