宮古島で楽しむ大人のご褒美旅

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お酒を嗜んだり、温泉でくつろいだり、その土地の味を堪能するなど。
宮古島で体感できる、大人が夢中になる旅へ、いざ出発。

 

タクシーに乗って、島内めぐりへGO!

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島をめぐるなら、行き先を自分で決められるレンタカーが効率的。
でも今回は、ストレスフリーな旅を楽しみたいから、タクシーを利用することに。
地元を熟知する運転手が案内してくれるので、道に迷うことなくスムーズに移動できるのもうれしいポイント。

 

洞窟の貯蔵庫が育む、上質な泡盛

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まず訪れたのは、1948(昭和23)年に創業した酒造所「多良川」。
香り豊かな泡盛を製造している老舗の蔵元で、酒蔵見学を実施しており、併設したショップでは、泡盛の販売と試飲も行っている。

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この酒造所の特徴は、泡盛を洞窟で保存していること。
洞窟に作られた貯蔵庫は、酒造所から10分ほど歩いた場所にある。
のどかな道を散歩気分で歩き、少し坂を登ると、洞窟の入り口が見えてきた。
どことなくテーマパークのアトラクションの入り口のようでドキドキする。

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足元に気を付けながら階段を下りていくと、そこには約5,000本の泡盛のボトルや壺がずらり。泡盛は、長期貯蔵することで熟成され、味に旨みが増すという。
洞窟の中は、夏でも涼しく平均23℃ほどで、おいしいお酒を作るには適した環境だそう。
「子どもが生まれたときや結婚記念、旅の思い出として貯蔵されるお客様も多いですよ」と話すスタッフの平良清美さん。泡盛のマイボトルを洞窟に貯蔵しておけば、旅の記念になると同時に、次に宮古島を訪れるときの楽しみも増えるはず。

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見学を終えた後は、お楽しみの試飲タイム。
平良さんが勧めてくれたのは、古酒の琉球王朝。とってもまろやかな味わいで香りも豊か。
水で割らずにロックで堪能した。

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左が、多良川の特選古酒 琉球王朝。右が、10年古酒をベースに作った久遠(くおん)。
どちらも長時間熟成させているので、硬さはなく、マイルドな味わい。
お世話になった人への贈り物や、お酒好きな舌の肥えた友人へのお土産にもぴったりだ。

 

自然豊かな黄金色の温泉でのんびりとくつろぐ

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泡盛を堪能したあとは、シギラリゾートホテルの敷地内にあるシギラ黄金温泉へ。
沖縄本島を含めても温泉は少なく、希少なスポットのひとつだ。
地下1250mから汲み上げた温泉には塩分が多く含まれていて、黄金色に輝いて見えるのが特徴的。
水温もほどよく、身も心もほぐされていく心地よさ。

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水着で入る温水のジャングルプールやスイミング・プールのほか、緑と花に囲まれた露天風呂や洞窟湯など、タイプの違う風呂があり、年齢を問わず楽しめる。また、夜は星を眺めながらの温泉を楽しむことができるそうだ。

 

宮古の食材を使った本格フレンチを味わう

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温泉で心も体もリフレッシュした後は、飲食店が集まる平良市内へ。
居酒屋からレストランまで様々なお店がある中で今回セレクトしたのは、本格フレンチが味わえる「ビストロ ピエロ」。

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「ビストロ ピエロ」は、東京でフランス料理を学んだ高野貞人さんが営むお店で、宮古の食材を使った創作フレンチが楽しめる。
高野さんは、「食材を仕入れるところから関わりたい」と言い、生産者と直接やりとりして、島の新鮮な食材を使って料理を提供している。
月に何度かは自ら素潜り漁に出かけ、獲った魚を出すこともあるという。

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この日のコースは、高野さんが獲ったミーバイのポワレの他、伊良部島の「しまわ」という黒豚を使ったブーダンノワールなどをのせたシャルキトリーの盛り合わせ、紅芋のポタージュ、島蛸と海ぶどうとローゼルのタブレなど、宮古島の食材を使ったフレンチが次々とテーブルへ。
「宮古で採れる野菜やハーブは、ビタミンが豊富で味もしっかりしていて力強さを感じます。フランスの伝統的な調理法をベースにしていますが、地のものを使って、酸味や香りを出していきたいですね」と話す高野さんの料理は、南国の力強い太陽の力を浴びて育った素材の味が生かされ、口に運ぶたび幸せな気持ちにさせてくれた。

慣れていない場所での運転が、ちょっと心配だったこともあり、タクシーでの移動はストレスもなくて大正解。
さらに、泡盛、温泉、そして島の食材を使った料理など、そのすべてが自分を元気にさせてくれて、素敵なご褒美旅となった。

 
 
 

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