ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン
二つ星を獲得した座間味島で、
ノルディックウォーキングに初挑戦!

zamami08_05_compressed
ここ数年、人気になっているノルディックウォーキング。スキーのように両手で2本のポールを握り、颯爽と歩く爽やかなスポーツだ。トロピカルブルーの海に囲まれた緑豊かな座間味島で挑戦できるということで、島好きとしては願ったり叶ったり。早速、挑戦しに出発!座間味島へは那覇の泊港から「フェリーざまみ」か、「高速船クイーンざまみ」に乗り海を渡ることとなる。ノルディックウォーキングをしながら体で感じた座間味島の魅力をご紹介!

二つ星に輝く座間味島へ、早春に渡る理由!
それは、ノルディック&ホエールに有り!

zamami01_01_compressed

沖縄本島の那覇市の南西約40kmにある座間味島は、大小20余りの島々からなる慶良間諸島(けらましょとう)の内の有人島の一つ。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、西表島、竹富島、石垣島と並び二つ星を獲得。一躍注目を集める島となり、今では国内外から多くの方々が座間味島を訪れ、マリンレジャーシーズンには定期船は予約必須の状態となる。早春の座間味島をおススメする理由の一つはこの定期船。例えば、2月などは日にもよるが、予約なしで乗船できる日が多いのだ。これは気ままな島旅をこよなく愛する者としては、実にうれしい。もちろん時化(しけ)で高速船が欠航する日もあるが、それでもこのゆったり感には変えがたい魅力があるのだ。また、2月から3月初めの時期は、暑すぎず寒すぎず過ごしやすい気候で島を歩くウォーキングなどスポーツにぴったりなのだ!
加えてこの季節なら、なんとウォーキングコース上の展望台から、ザトウクジラの姿を見られることがあるという!もちろん、ボートでのホエールウオッチングも、この季節だからこそ楽しめる。座間味島近海でクジラたちに出会えるシーズンは、毎年12月~4月頃までの間。もう少し季節をしぼりこむならば、例年1月中旬から3月中旬が最も確認頭数が多い。座間味島の展望台に待機する探鯨係との協力体制が敷かれていて、クジラに出会える確率はなんと90%にものぼるという。

2本のポールをしっかりと使いこなしたいから、
まずは港で練習&ウォーミングアップ!

zamami04_01_compressed

島到着後、港にある座間味島観光案内所へ行き、ノルディックウォーキングのガイド宮平智也(みやひらともや)さんと合流。ノルディックウォーキング初挑戦の私達に、まずは2本1組のポールを見せてくれた。最初にこのポールの長さを、身長に合わせて調整。それからポールの握り方を教えてもらう。
続いて出発前のウォーミングアップ。ポールを使いながらの準備体操でユニークな動きの連続が新鮮。体をあたためて、筋肉や関節の柔軟性を高めるべく、しっかりと念入りに。そしてこれまた新鮮だったのが、歩き方の練習。不思議なものでポールを持っただけなのに、

…うっ、混乱。右手右足が一緒に動いたりして、みんなで大笑い。それでも港を行ったり来たり歩くうちに、少しずつレベルアップ。ポールを地面につくとき、体を斜め後方に押しだす感覚が掴めてきて、なんだか推進力がアップしたような気がする。いざ出発!

この日のベストコースは海抜137メートルにある、高月山展望台!

zamami05_03_compressed

さあ、本日目指すは海抜137メートルの高月山展望台!往復3時間のコースだ。そして早速、快調に集落を歩いていると宮平さんが、「ノルディックウォーキングは、フィンランド生まれのスポーツで、もともとはプロのクロスカントリースキー選手の夏場のトレーニングとして始まったんです」と教えてくれた。続けて「ポールを使って歩くことで、通常のウォーキングに比べてエネルギー消費量が平均10~20%アップするんですよ!」とも。うん、実にやる気が出てくる。まもなく背中に汗を感じ、山道を歩くうちに息も上がってくる。そのとき、「これはヤマモモですね」と宮平さん。座間味で生まれ育った宮平さんいわく、「ぼくは、食べられる植物には詳しいんです(笑)」。確かに宮平さんは、ウォーキングコース沿いに育つヤマモモのことを知り尽くしていて、「あの木は、枝ぶりがちょうどいいから収穫しやすいですよ」とのこと。笑っているうちに息も整ってきた。

大小の島々が群れる慶良間諸島ならではの
トロピカルな多島美にうっとり!

zamami08_06_compressed

リズミカルに歩くうちに、体はポカポカ。いつしかウォーキングコースは、車道から石畳の遊歩道へと変わり、高月山の木立の中へ。そして高月山に延びる遊歩道の途中で待っていたのは、ここ慶良間諸島でしか目にすることができない、島々のグリーンと、海と空のブルーが織りなす多島美の景観。なんて美しい色彩なのだろう!しかも遠くの大海原は、早春の風で白波がたっているというのに、島々や島の岬に抱かれている目前に広がる阿護の浦湾は、とても静か。「南風以外は全て防げる湾なんですよ」と、宮平さん。実はここ阿護の浦湾は、琉球王朝時代に、琉球が貿易のために唐へ送った進貢船の風待ちの港として利用されていた海でもあるのだ。そして今でもこの海は、荒天時の避難港として船乗りたちに知られる場所。大海原の中の守られた海なのだ。
それだけではなく、高月山に延びる遊歩道のもうひとつ先にある展望所の東側からは、近隣の渡嘉敷島も望める。しかも同じ場所の西に位置する見晴らし台からは、那覇からの定期船が到着する港とさっき歩いた集落も一望できる。変化に富んだ360度の大パノラマを堪能できる高月山は、ぜひ訪ねたい展望所だ!

整理体操で体験終了!
ありがとうございました。

zamami10_07_compressed

ちなみに、今回は展望所からザトウクジラの姿を見つけることはできなかったが、シーズン中ならばクジラの潮吹きやその姿を見られることもあるという。なんと魅力満載な早春のノルディックウォーキング!ちなみに展望所からの帰り道では、乾いた岩肌に食虫植物の仲間のコモウセンゴケを見つけ、皆で興味津々観察したりも。帰路はひたすら下り坂。下り坂を歩くときはポールを体の前方に付きながら歩くのがコツなのだそう。この頃にはなんだか、ポールと自分が一体化してきたような、ちょっと不思議な感覚になる。

おしゃべりの花を咲かせながらの帰り道は、やっぱり早い。あっという間に港へゴール。「はい、整理体操をしますよ!」と宮平さん。ゴールと同時についつい休みたくなるが、ここでポールを持ったまま、運動後のストレッチ。これがとても気持ちいいのだ。ストレッチで筋が延びる感じがなんとも快感。

まるでドラマのワンシーン!
二つ星獲得の古座間味ビーチを歩こう。

zamami11_06_compressed

「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、座間味島が二つ星を獲得していることは冒頭で触れたが、実は座間味島の古座間味ビーチ(ふるざまみビーチ)も二つ星を獲得している。ちなみに、沖縄県内で泳げるビーチとして二つ星を獲得しているのは古座間味ビーチだけ。弧を描く砂浜と広がる海、向うに横たわる緑の島々のコンビネーションが織りなす、慶良間諸島ならではの美しさに満ちたビーチなのだ。事前にリクエストしておけば、先程紹介したノルディックウォークを古座間味ビーチで体験できるコースもあるとのこと。宮平さんいわく、「もう少し暖かくなったら素足で歩くのも気持ちいいですよ」と。きめ細かい砂浜のビーチだから、素足で歩けばさぞかし気持ちいいだろう。夏にはパラソルが並ぶ古座間味ビーチも、この時期は貸切状態!

ランチはお洒落な「海畑食堂」で、
こだわり沖縄そばを食べたい!

zamami12_02_compressed

座間味島にも沖縄そばの店があると聞き、ランチに行って驚いた。まるでお洒落なカフェのような空間。お子様連れにもうれしい座敷席もある。ここ「海畑食堂(うみばるしょくどう)」の店長・宮平勇樹さんは大のそば好きで、「365日、そばを食べています!」とのこと。麺は製麺所に特注。そばに添える生姜は、こだわりのスープを味わって欲しいからと紅しょうがではなく、生の針生姜を用意。数量限定のみそそばは、久米島味噌を取り寄せて自らブレンド。早速みそそばを注文すると、湯気からして美味しく感じ、スープは滑らかでふっくらとし胃袋に優しい味わい。器の縁にあるピリ辛味噌をスープに溶けば、味に変化もついて楽しめる。他にも「子どもの頃、おばあちゃんが作ってくれたそばの味に近いと思う」と店長がおススメしてくれたのは中味そば。店長のおじいさんは鰹節を製造されていたそうで、そんな環境で育ったからこそダシにこだわった美味しい沖縄そばが作れるのだなぁと納得。なお、そばメニューは沖縄そば、フーチバー(よもぎ)そば、もずくそば、イカ墨そば、牛肉もやしそば、中味そば、さらに数量限定のみそそば、ゆしどうふそばと、全8種類。メニューを前に大いに迷うことだろう。

老舗ホテルの安心感に包まれて、のんびり過ごす

A57I3082_compressed

民宿にステイして出会った方々との交流を楽しむのものいいけれど、島のホテルの安心感に包まれてゆったりと過ごしたい方に。「シラハマアイランズリゾート」は、民泊の時代から数えると45年近くの歴史を持つ老舗ホテル。豪華なリゾートホテルというわけではないが、玄関を入ったところにはレセプションがあり、気軽にホエールウォッチングや、ダイビング、無人島ツアーなどの旅の相談もできる。そして洋室と和室ともに、全室バス・トイレ付きなのも、うれしいポイントだ。

座間味島の早春のお楽しみ、
ザトウクジラにも会いに行こう!

zamami10_09_compressed
早春に座間味島を訪ねるならば、やっぱりクジラにも出会いたい。しかも座間味村のホエールウォッチングは凄い! というのも、座間味村ホエールウォッチング協会では、船でクジラたちに近づき過ぎたりはしないよう、ザトウクジラたちに優しいウォッチングルールをつくり、村の皆でこれを守っているのだ。そして座間味近海にやってくるクジラは近年、増加傾向にあるという。

さて、そうしてここで、ひらめく旅行プランはズバリ、ノルディックウォーキングとホエールウオッチングを楽しむ早春の座間味旅だ。例えば座間味島に2泊連泊する旅程を組めば、仮に初日のホエールウォッチングが海況により中止になっても、予備日があるからチャンスはまだある。加えて、空いた時間でレンタカーを借りて島一周ドライブもできる。ノルディックウォーキングとホエールウオッチングを楽しむ春の座間味旅!欲張りプランの完成だ!!

Information 基本情報

海畑食堂(うみばるしょくどう)

住所 沖縄県島尻郡座間味村字座間味124番地
TEL 098-987-3757
備考 定休日:火曜日
営業時間:昼は、沖縄そば専門店11:30~14:30
夜(3月~11月の営業)は、沖縄居酒屋18:30~22:30
※「海畑食堂」には、宿泊施設の「島Stay holoholo」も併設している。
URL http://www.stayholoholo.com/

シラハマアイランズリゾート

住所 沖縄県島尻郡座間味村字座間味32
TEL 098-987-3111
備考
URL http://www.zamami-shirahama.com/index.html

座間味村観光協会

住所 沖縄県島尻郡座間味村座間味1-1
TEL 098-987-2277
備考 座間味島ノルディックウォーキング情報実施期間:10月~5月 ※詳細はお問い合わせ下さい。
料金:大人(中学生以上)3,780円
小学生(参加は小学生以上)1,890円  
※ポール、ガイド料、保険代込み

・参加希望者は希望日の前日17時までに座間味村観光協会へお問い合わせください。 一旦、希望日をお預かりして、実施可能かどうか連絡差し上げます。
・動きやすい服装と運動靴でご参加ください。 また飲み物やタオルもご持参ください。
・雨天時は中止となります。
URL

Related article 周辺離島の関連記事

Related Traveling Plan 関連商品

Event 関連イベント