洞窟貯蔵で眠る約2,000本の泡盛古酒(クース)!人とともに成長するその味は濃く、そしてまろやか。

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豊富な地下水が湧き出る、恵まれた環境で育つ宮古島の泡盛。宮古島の泡盛は、品質が良く定評があると言われています。それを物語るように、県内でも最多、6つの泡盛酒造があります。泡盛は、焼酎のルーツと言われているだけではなく、「国産最高の蒸留酒」といわれ琉球が生んだ世界に誇れるお酒として有名です。また、泡盛は寝かせば寝かすほどまろやかに熟成し、値打ちが上がるといわれています。宮古島では、昔から「古酒を家宝」として大切に育てる習慣が伝えられています。

そこで、今回は創業66年目を迎える多良川酒造で、貴重な泡盛ができるまでを体験するため、洞窟貯蔵に潜入しました!

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店内には、多良川酒造でしか購入できないノベルティグッズや泡盛古酒がところ狭しと並んでいます。試飲もできるので、ここでしか味わえない泡盛を堪能しましょう。

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貯蔵庫に入る前に、まずは店内に入り受付をします。その後、映像にて泡盛ができるまでの工程を鑑賞します。職人さんたちの熱い想いと昔から伝わる伝統的な方法、そして手間暇かけて作られる泡盛の素晴らしさに感動。期待に胸が膨らみます。

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鑑賞が終わると、案内の方に泡盛が眠る洞窟「洞窟貯蔵庫うぷうす蔵」まで案内してもらいます。受付より南へ徒歩約10分。神聖な場所として崇められるウイピャー森のそばにある洞窟へ向かいます。日差しが強い時は日傘を貸してもらえます。

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洞窟までの通り道には、地下水を活用した池が造られており、そこに石碑が建てられています。これは、緑豊かな上比屋(ういぴゃー)聖地、豊富な地下水の源、新鮮な海風に包まれた砂川の地に感謝し、多良川酒造さんが建立したものだとスタッフの方が教えてくれました。

石碑には「川五訓」が刻み込まれています。

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ついに泡盛が眠る洞窟貯蔵の扉に到着しました!えっ、これが貯蔵庫!?と疑ってしまうような小さな木製の扉が目前に。果たして、その小さい扉の奥にはいったいどんな光景が待ち受けているのでしょう…。

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木の扉を開くと、更に厳重に金網が張ってありました。

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金網を開けて、洞窟の階段を下りていきます。まるでテーマパークか、本物の鍾乳洞のようです。
階段は急勾配のため、足の不自由な方は事前にスタッフの方に聞いてから入りましょう。

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暗いなか階段を下りていくと、そこには!! 約2,000本の泡盛がズラーッ!壺の余りの多さに、思わず圧倒されてしまいました。洞窟の中は外より空気が冷たく、平均23℃で保たれており美味しい古酒を作るに最適な温度設定がされています。

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可愛らしい小学生がラベルになった泡盛を発見しました。これは、島内の子どもたちが小学校に上がる際、入学祝いに作られた泡盛ということ。こうして泡盛を寝かせることで「古酒」の芳醇な風味とコクを楽しむと同時に、子どもの成長と同じく「古酒」を育てる時間を楽しむことができます。

子どもたちが20歳を迎えた時に蔵出しを行い、親と一緒に飲む…なんて素敵ですね!

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一般の方向けのこの洞窟貯蔵酒は約20年前に始まったのだとか。ここの洞窟貯蔵酒の中で最も長い泡盛は、20年前の古酒。ボトルには木札が提げられており、色々な記念日の内容と名前が記されています。洞窟貯蔵酒は、三升壺と一升瓶が選べ、保管期間は5年。延長される方も多いとか。古酒作りをされている方のなかには、定期的に自分の泡盛の様子を見にこられる方も多いそうです。

是非、宮古島に行ってオリジナル泡盛を作ってみませんか?
洞窟貯蔵酒は電話やインターネットからでも申込ができます。
蔵入れが終わると、証明書が発行されます。

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宮古島では泡盛を飲むときの独自の文化「オトーリ」があります。これは、約600年前に神事の一環として始まったと言われ、今なお続いている文化です。

オトーリはまず「親と子」を決めて、親が口上を述べてお酒を飲み、その後親が子ひとりひとりにお酒をついで子に飲んでもらいます。子につぎ終わったら最後に親が飲むという順で進んでいきます。そうすることで、一体感を共有していく究極のコミュニケーションなのでしょう。仲間を大切にする宮古ならではの文化ですね。

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また、宮古島観光協会ではユニークなオトーリ専用グラスを販売しています。

グラスには宮古方言で、やまかさ(たくさん)、ずみ(最高)、なから(少なめ)、いぴっちゃ(ちょっと)の目盛りが付いており、お酒の量を好みに合わせて調整出来るようになっています。

お問い合せ先 株式会社多良川【今回の取材先】
所在地 沖縄県宮古島市城辺砂川85
TEL 0980-77-4108
工場見学 受付時間 午前9時~午後4時30分
所要時間 20分 定休日 日曜

お問い合せ先 菊之露酒造株式会社【今回の取材先】
所在地 宮古島市平良西里290番地
TEL 0980-72-2669
工場見学

お問い合せ先 株式会社宮の華【今回の取材先】
所在地 宮古島市伊良部仲地158-1番地
TEL 0980-78-3008
工場見学 1週間前 要予約   定休日 土・日・祝日

お問い合せ先 池間酒造有限会社
所在地 宮古島市平良字西原57番地
TEL 0980-72-2425
工場見学

お問い合せ先 沖之光酒造
所在地 宮古島市平良字下里1174番地
TEL 0980-72-2245
工場見学

お問い合せ先 株式会社渡久山酒造
所在地 宮古島市伊良部字佐和田1500番地
TEL 0980-72-2245
工場見学

おおよその所要時間:約60分

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