沖縄の周辺離島で自転車旅を楽しもう~渡嘉敷島編~
今回は慶良間諸島に位置する渡嘉敷島を自転車で巡ります。島のサイクリング事情や今話題のサイクリングツアーまで余すことなくサイクリング情報をお届け!沖縄県内全域のマラソン大会やトライアスロン、ロードレース大会に出場し「選手の完走を守るため」に奮闘している、リアルまもる君に人気のサイクリングツアーに同行してもらいました。
慶良間諸島の中で一番大きな島が渡嘉敷島です。地形は中央部から北側にかけて200メートルを越す山々が連なり、自転車で巡るとなるとかなり過酷です。しかし、今回紹介するサイクリングツアーは「E-BIKE」と呼ばれる電動アシスト付き自転車で楽に島内を散策できるとのこと。早速ツアーの概要をお伝えしていきましょう。
渡嘉敷島のE-BIKEツアー
渡嘉敷島で新しいモビリティとして今話題に。アップダウンが激しい渡嘉敷島でも自転車で楽々とスポット巡りが楽しめます。SUNNY CORAL合同会社(代表・池松来)がツアーを開催しています。
通常のスポーツバイク(マウンテンバイク等)にモーターを付けて踏む力をアシストしてくれる自転車のこと。高い速度域のギアによって力がダイレクトに伝わるペダリングを実現でき、通常の電動アシスト自転車よりもスピード感のある走りを楽しむことができます。いざE-BIKEツアーへ出発!
まずは渡嘉敷港でE-BIKEの操作方法や手信号のレクチャーを受けます。初心者の人でもしっかりと指導してくれるので、安心ですね。
いざツアー開始。E-BIKEの感想ですが、思った以上にペダルが軽くとても驚きました。ほとんど力を入れずにペダルを踏みだすことができ、スピードも出るため急な坂でも息ひとつ切れずに登っていきます。
最初の展望スポット「東展望台」に到着。チービシ、黒島、中島、前島などの周辺の島々を一望できる絶景スポットです。
ここで少し早めの昼食を。メニューは卵やマグロ(ツナ)など島の食材を使用した絶品サンドイッチとコーヒーです。SUNNY CORALで販売されています。プラスチックではなく紙のランチボックスを採用するなど、環境にも配慮されています。
アップダウンが激しい島ですが、その上から眺める景色はまさに絶景!青い海に癒されながら、E-BIKEツアーは続きます。
渡嘉志久ビーチで記念撮影。島の西側・渡嘉志久集落の前に広がる長さ約800メートルの美しいビーチで、シュノーケルでは珊瑚礁やたくさんの魚たち、そしてウミガメと一緒に泳ぐことができます。
本日2度目の展望台「港の見える丘展望台」。こちらでは最初に島に降り立った渡嘉敷港や集落を一望できます。
島の集落を自転車で巡ると、石垣や赤瓦屋根の沖縄の原風景を感じることができ島旅の感じがグッと増してきます。
最後のスポットである阿波連岬に到着。美しい夕日を眺めながら、E-BIKEツアーは終了となりました。ほぼ島内を1周しましたが、まったく疲れはなく楽しめました。レンタカーやレンタルバイクでも島内を巡ることができますが、自分の足で到達する絶景の数々は達成感が断然違ってきます。みなさんもぜひE-BIKEツアーで島の景色に会いに行きませんか?※今回は取材のためツアー内容を一部変更しています
渡嘉敷島(とかしきじま)はどんな島?
那覇市から西に約32キロ。慶良間(けらま)諸島の中で一番大きな島が渡嘉敷島です。慶良間諸島は平成26年3月5日の「サンゴの日」に国内31番目となる国立公園に指定されました。周辺には大小10余りの無人島があり、この周辺海域は水深50~60メートルの透明度を誇り、世界屈指の海の美しさは「ケラマブルー」と呼ばれています。そのため、マリンスポーツのメッカとしても有名で、特にダイビングが盛ん。国内外から多くのダイバーが訪れます。
渡嘉敷島へのアクセス情報
沖縄本島から渡嘉敷島へは船でアクセスが可能です。那覇市にある泊(とまり)港から フェリーで約70分、高速船だと約40分です。フェリーは1日1便(往復)、高速船は1日2便(往復)が運航しています。