世界中のダイバーが目指してやってくる美しい海、冬場のザトウクジラの繁殖地となっている事などが高く評価され、座間味村と渡嘉敷村を含む慶良間諸島は2014年3月5日に国立公園に指定されました。そして、慶良間諸島をより楽しめるよう2014年4月27日から座間味村座間味港及び、阿嘉港から渡嘉敷村阿波連漁港まで「みつしま」に乗ってアイランドホッピング出来るようになりました。
那覇泊港 – 座間味島
泊港から座間味島まではフェリーと高速船が出ています。
今回は「フェリーざまみ」に乗って、約2時間かけて座間味島を目指します。尚、高速船「クイーンざまみ」の場合は約50分で座間味島へ到着します。
座間味村内でイベントのある時期は満席になったり、台風・高潮での欠航もありますのでチケットの事前予約と当日の運行状況は常に把握しておきましょう。
窓口にてチケット購入時に乗船者の情報を記入しますので、時間には余裕をもっておきましょう。
座間味島についたらまずは腹ごしらえ!
座間味で採れたもずくを使った「もずくそば」。鰹だしがきいたアジクーター(旨みが濃い)そばです。
座間味島の東部に位置し、港から車で5分程にある古座間味ビーチではちょうど次の日に開催されるサバニ帆漕レースの為にビーチで船の点検を行っていました。
サバニ帆漕レースは2014年で15回目の開催を数え、サバニと呼ばれる沖縄の伝統的な漁船で古座間味ビーチから那覇港防波堤沖まで人力と風力で走るレースです。県外からもこのレースへエントリーされる方もいます。
お問い合せ先 | サバニ帆漕レース実行委員会 事務局(座間味村役場/産業振興課) |
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所在地 | 沖縄県島尻郡座間味村字座間味426 |
FAX | 098‐987‐2329 |
ハワイで生まれた今話題のSUP(スタンドアップパドル)を体験
スタンドアップパドルとは大きめのボードの上に立ち、専用のパドル(オール)を漕いで進む今流行りのマリンアクティビティです。
座間味でもいくつかのマリンショップで体験できます。
初心者でも少し練習すればボードに乗ることができるので、座間味の美しい海を眺めながらゆったりと楽しめます。
まずはインストラクターの先生にスタンドアップパドルの基本を教えてもらいます。
オールの使い方が慣れないうちはボードに座ってパドリングをするなど、陸地で5分程講習を受けます。
軽い講習後、早速ボードと共に海に入ります。
初心者でも10分ほどで乗ることができました!
座った姿勢から立ち上がる時はドキドキしましたが、ボードが大きく安定感があるので想像していたより簡単に立つことができました。高い位置から見る景色はとても新鮮で遠くの水平線をながめ、風を感じることができました。
みつしまに乗って座間味島から阿嘉島へ
座間味島を満喫した後はお隣の阿嘉島へ移動です。
座間味港で「みつしま」の乗船券を購入します。
座間味港の乗船券売り場ではクレジットカードが利用できます。
「みつしま」は定員12名。
座間味村の子どもたちが村内の3つの島をつなぐとの思いを込めて名前が付けられたそうです。
さあ、阿嘉島まで出発です。片道15分の船旅を楽しみます。
阿嘉港に到着です。
なんと、船が停泊する浮き桟橋にサンゴが生えているのを観ることができます。
港では映画「マリリンに会いたい」のモデルになったシロの像がお出迎え。
宿で荷物を置いて、少し休憩したら夕飯までの間にさっそく前浜でシュノーケリング。
前浜は阿嘉島に到着してすぐ側のビーチ。海にはいってすぐ熱帯魚とサンゴに出会えます。遠浅で見通しが良いので子ども連れでもゆったり楽しめます。
干潮時にシュノーケリングをすると故意にフィンでサンゴを傷つけたりするおそれがありますので、出かける前に潮の確認をしましょう。
阿嘉島ではケラマ諸島の中でもトップに入る美しさの「ニシ浜」ビーチもあり、ウミガメに出会う確立が高いことでも有名です。
夜の阿嘉島を楽しむ
実は阿嘉島はハブがいません。なので親子連れで夜に散策しても安心です。
夕暮れ時、外の風が気持ちよく吹き出したら散策へ出発です。
ハブはいませんが、虫はいるので虫よけ対策はしておきしょう。
満天の星空を観察できると聞いて、集落から徒歩約15分のヘリポートまで向かいました。
ヘリポートまでの道には街灯がありませんので、ヘッドライトか懐中電灯を持参しましょう。
道の途中でケラマジカを発見しました。
ケラマジカは天然記念物として指定されていて、阿嘉島、慶留間島、外地島で生息しています。
阿嘉島のケラマジカはあまり警戒心がないので、この様に昼でも夜でもひょっこりどこからか顔をのぞかせます。
人懐っこいですが、餌は与えないようにしましょう。
ヘリポートに到着。
ライトをすべて消して、空を見上げると落ちてきそうな満天の星空が広がります。
地面に寝転がって、星空観測。
じっと星空を見ていると流れ星も観ることができます。
阿嘉島から渡嘉敷島へシュノーケリングに行こう!
再び「みつしま」に乗って次は渡嘉敷島へ向かいます。
以前は座間味島、阿嘉島から渡嘉敷島まではチャーター船を依頼するか、一旦那覇の泊港まで戻ってからでしか行けなかったのですが、「みつしま」のおかげで気軽に慶良間諸島のアイランドホッピングが出来るようになったのは嬉しいですね。
阿嘉島の阿嘉港を出発して渡嘉敷島の阿波連漁港まで約35分の船旅です。
「みつしま」の座間味島・阿嘉島への航路は予約制のため、必ず事前に予約をしておきましょう。
座間味村公営企業課(電話)098(987)2614
さあ、渡嘉敷島へ近づいてきました。
渡嘉敷島到着後、阿波連漁港から徒歩10分程にある阿波連ビーチでシュノーケリング。
てくてく散歩しながらビーチへ向かいます。
島内を歩くと、離島ならではのゆったりとした雰囲気を味わうことができます。
阿波連漁港から阿波連ビーチまでの村内交通はありませんが、徒歩10分程で行けます。
また、阿波連ビーチから那覇へ向かうフェリーが就航している渡嘉敷港までバスが出ています。
阿波連ビーチでシュノーケリング
阿波連ビーチは公共のトイレとシャワー(※有料)が完備されています。
もし、思い立ってシュノーケリングがしたくなっても大丈夫。ビーチ前にはマリンアクティビティのショップがいくつかあり、当日でもシュノーケリングのセットをレンタルすることができます。
また、シーズン中はライフセーバーがいる事や、遊泳区域の表示など、安全管理がされているので子供連れでも安心です。
ビーチでフィンを履いたら、さあシュノーケリング開始です。
フィンを履いたまま海に向かって進むと波に煽られて転ぶ恐れがあるので、海に向かって後ろ向きに進むと入りやすいですよ。
午前中にビーチに着けば、ピーク時の混雑をさけ、ゆったりのんびりクラゲになった気分でプカプカシュノーケリングを楽しめます。また阿波連ビーチは遊泳区域内でも彩り豊かなサンゴや熱帯魚を鑑賞できるのでシュノーケリングを始めたばかりの方や、子どもたちにおすすめです。
この夏、家族みんなで慶良間諸島をアイランドホッピング。いかがでしょうか。
お問い合せ先 | ネイチャーランドカヤックス |
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所在地 | 沖縄県島尻郡座間味村字座間味426 |
TEL | 098-987-2187 |
お問い合せ先 | マリンショップ アイリー 座間味 |
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所在地 | 沖縄県島尻郡座間味村字座間味3番地 |
TEL | 098-987-2545 |
お問い合せ先 | キャッツインケラマ |
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所在地 | 沖縄県島尻郡座間味村字座間味村125 |
TEL | 098-987-2860 |
お問い合せ先 | DRIFTER(ドリフター) |
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所在地 | 沖縄県島尻郡座間味村字座間味851-2 |
TEL | 070-5488-4378 |
おおよその所要時間:2〜3日間