昼と夜で表情が変わる、西表の空間
西表島と言えば「東洋の秘境」と呼ばれるほど深い森を携えた自然が特徴です。イリオモテヤマネコやカンムリワシなど国指定の天然記念物が生息することでも有名ですね。
西表島では街灯が少ないので、夜の空間を楽しむにはうってつけの島です。
「夜の西表はまた、昼とは違った顔があります。是非、五感で夜の空間を楽しんでください」とおっしゃるのは島の事をよく知る竹富町観光協会の井谷さん。
タイミングが合えば、ホタルの乱舞やコウモリの群れを観察したり夜行性のイリオモテヤマネコに出会えるかもしれません。
花の香、風が渡る時の木々の音、カエルの合唱、遠くで聞こえるコノハズクの鳴き声。。
ツアー前から期待が高まります。
西表島にはハブがいますので、夜道を散策する場合は必ずガイドさんの指示に従いましょう。
日が沈みかけた頃、ナイトサファリスタートです。
まずは川へ出かけましょう。
ライトの明かりを頼りに、川の中を覗いてみると川の中にさっそく生物を発見しました。
川の窪みにクロベンケイガニがじっと身を潜めていました。
その他にもテナガエビや、別の種類のカニを発見することができました。
小川で15分ほど観察を楽しんだ後は浜辺に向かいます。
車で移動する途中の沿道に「ヤマネコいるよ気をつけて!!」の看板が多数ありました。
この看板は最近イリオモテヤマネコが発見された場所に立てられているそうで、この看板の付近でイリオモテヤマネコに出会う確立が高いと言うことでもあります。
テクテク歩いて浜辺まで。途中、沢山のオカヤドカリの姿が見られます。
あまりにも沢山いるので意外ですが、実はこのオカヤドカリも天然記念物に指定されています。
オカヤドカリ
浜辺でもカニなどいくつかの生物を観ることができます。運が良ければヤシガニにも出会えるとか。
さあ、ナイトサファリのラストは街灯のない浜辺での星空鑑賞です。
ライトを全て消して星空を見てみましょう。
周りの音を楽しみながらじっと待っているとだんだん目が慣れてきて、晴れていれば空には満天の星空を観ることができます。ライトがなくても星明りだけで歩くこともできます。
八重山では近年美しい星空を保護しようという機運が高まっています。
特に西表では国際的に光害の認知と改善にとり組むNPO法人であるインターナショナルダークスカイ協会が現地ガイド向けに講座を行うなどこの西表の美しい星空を保護し伝えようとしています。
なんと今回のナイトサファリの最終は、ホテルの入り口近くにコノハズクが迎えに来てくれていました。
是非皆さんも夜の西表島を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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