阿嘉島(あかじま)は、20の島からなる慶良間諸島の中で最も西にある島。阿嘉島を代表するロングビーチ「ニシ浜ビーチ」はサンゴ礁や熱帯魚が多く見られることからシュノーケリングスポットとして人気がある。

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人と鹿が行き交う島

幻想的な夜のビーチを訪ねる

阿嘉島(あかじま)でこれからナイトノルディックウォーキングツアーが始まると聞いて、
ガイドの比嘉義光(ひがよしみつ)さんを訪ねた。
比嘉さんは竜宮城のような阿嘉島の海に惹かれて沖縄本島から移住したダイバー。
仲間とともにオニヒトデの駆除などを行い、慶良間諸島の海を守り続けてきた人でもある。
「慶良間諸島が国立公園に指定されたときは嬉しかったですね。」
と海を見ながら語る比嘉さん。愛犬「ポンタ」もこの島の自然が大好きだそう。

そんな阿嘉島の一味違った魅力に触れられるのがナイトノルディックウォーキング。
ポールを使って歩くことで姿勢が正しくなり、より長距離を楽に歩けるノルディックウォークを夜にも楽しめるように進化させたのだ。

月明かりに照らされて、海岸沿いの道を進んでいく。
昼間とは違う自然の姿や虫の声、鳥の鳴き声に、普段は使わない感覚が鋭敏になっていく。
途中で何者かの黒い影が目の前を横切った。ケラマジカだ!

最終目的地はその美しさで人気が高いニシバマビーチ。
昼間は観光客で賑わうこの砂浜も、夜は波の音だけが静かに響く幻想的な空間だ。
白い砂をキュッと踏みしめて波打ち際に立つと、まぶしいほどの月明かりが砂に影を作る。
「夜の海もいいでしょう?」と比嘉さんが言った。
 
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愛犬ポンタと海岸を散歩する比嘉さん
 
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ナイトノルディックウォーキングで幻想的なニシバマビーチを訪ねる
 

天然記念物ケラマジカも橋を渡る

ナイトノルディックウォーキングでも出会ったケラマジカは、この慶良間諸島だけに生息する天然記念物だ。
以前は夜行性で用心深い性格のため、あまり人の前に姿を現すことはなかったらしい。

ところが近年では、だいぶ人間にも慣れたようで、昼間でも平気で集落などに出没して、人間が近づいても逃げないこともあるのだとか。
実際、今回の滞在中にも、昼夜問わず何度となく遭遇した。

さらにこのケラマジカは、海を泳いで渡ることでも知られている。
しかし最近では、島と島をつなぐ橋ができたので、そこを渡って行き来しているらしい。
鹿もアイランドホッピングが楽になって喜んでいるようだ。
 
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意外と出会える確率が高いケラマジカ

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