宮古島の北西に位置する下地島(しもじじま)は、伊良部島と橋でつながっており、車でアクセスすることができる。不思議な伝説が残る「通り池」は神秘的。下地島の海は、コバルトブルーとエメラルドグリーンのコントラストが美しく、ダイビングスポットとしても人気だ。

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伝説と飛行場の島

広大な空港と海を間近に

伊良部大橋を渡り、下地島へ。
下地島空港の北端に車を停めて海を眺めた。
この空港は日本国内でも珍しいパイロット養成のために整備された空港だ。
ジャンボジェット機が離着陸できる3,000mの滑走路に管制塔も備える本格的な空港だが、観光客に人気の秘密は、そのロケーションの良さ。
一般の空港に比べて滑走路の至近距離で飛行機を観察できる上、
滑走路の北端にあるエメラルドグリーンの海の美しさも格別とあって、
飛行機ファンならずともワクワクしてしまう。
この日もひっきりなしに観光客が訪れては記念写真を撮っていた。

残念ながら最近では大型機の離着陸訓練が行われなくなったが、
現在でも運が良ければ不定期で小型機の離着陸を間近に見る事が出来るそうだ。
その姿を想像するだけでワクワクしてしまうのだ。
 
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海沿いの車道のすぐ脇に滑走路が望める
 
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滑走路の誘導灯が美しい海に向かって伸びていく
 

伝説が残るミステリアスな池

下地島の西側に満々と水を湛えた二つの美しい池が並んでいる。
「通り池」と呼ばれるその池は、実は地下で海と繋がっている海中洞窟だ。
その神秘的な美しさでダイビングの人気スポットでもあるが、
実はミステリアスな人魚伝説があることでも知られている。

昔、この島に住んでいた漁師がこの辺りで人魚を釣り上げ、その半身をみんなで食べてしまったのだという。
その夜中、海の彼方から「帰っておいで」という声が聞こえ、
人魚は「食べられてしまったので帰れない」と答えたそうだ。
するとその後しばらくして大津波が島を襲い、島の集落は全滅してしまったのだとか。
その時に出来たのが、この通り池なのだそう。

実際の歴史でも、この島はかつて大津波に襲われた記録があるという。
深く濃い青色に輝くこの池は、そんな伝説と歴史を静かに物語っているのかもしれない。
 
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大津波で生まれたという通り池
 

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