西表島は川が多く、河口付近の汽水地域ではマングローブが広がっています。日本産のマングローブ植物全7種が見られるのはなんと西表島のみで、独特な生態系を構築しています。観光クルーズ船で川を登りながら鑑賞することもできますが、今回はカヤックに乗ってより近くで西表独特の自然にふれてみましょう。
朝出発して半日を掛けて西表島を満喫します。
濡れても良い服装で行きましょう。
海水パンツ、長ズボン、ラッシュガード、タオル、帽子(日よけの為、つばが広いものをおすすめします。)
カヤックが初めてな方でも大丈夫、オールの漕ぎ方などをガイドさんが丁寧に教えてくれます。
講習が終わると、カヤック乗場の桟橋までマングローブの林を抜けていきます。
途中、ヤシガニが大好物のアダンの実を発見しました。
カヤックに乗り込むときにはお尻から乗りましょう。
また、片方に重心をかけると転覆するので注意しましょう。
カヤックに乗り込んで、いざ出陣。
都会では味わえない西表島の大自然の景色を眺めながら、さあ!冒険の始まりです。
まずは川の源流に向かって進みます。
マングローブに近づいて観察できるのもカヤックならでは。
西表島ではマングローブを形成するヒルギ全ての種類を観ることができます。
途中、アダンの木も川にせり出して生えています。
アダンの葉は固く、ギザギザしていますので、カヤックで横を通る場合は注意して進みます。
川を登って行く程どんどん川幅が狭くなっています。また、源流に向かうほど淡水と海水の交じり合う汽水域から離れるのでマングローブとは違う木々になり景色が少しずつ変化していきます。
カヤックが進めるギリギリの所まで来ました。
ここで降りて、しばし休憩です。
カヤックを停泊させたすぐそばにフトモモの実がなっていました。
フトモモの実の中の種の周りが空洞になっているので、川に落ちてプカプカ浮きながら遠くまで流れていきます。そうやって広い範囲で次の世代が根付いていくのですね。
フトモモの実はびわの様な味でとても美味しい果実です。
休憩後は折り返し、河口に向かって進みます。
マングローブの林に生息するヒルギハシリイワガニがくっついてきました。
河口に生える端っこのヒルギです。
ここからは海水の濃度が高いのでマングローブ地帯の端になります。
ここでまた折り返し、船着場まで戻ります。
さあ、最後はお楽しみの昼食です。
ツアーで用意していただいたお弁当をマングローブの森の中で頂きます。
肉巻きの中には島でとれた「ヒカゲヘゴ」が入っていました。ヒカゲヘゴは日本で最大のシダ植物でここ西表では食用にもされています。
ヒカゲヘゴ
この様に西表でしか味わえない食材をいただけるのは旅の醍醐味ですね。
お問い合せ先 | パイヌマヤアドベンチャーパーク |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字高那243 |
TEL | 0980-85-5700 10:00~19:00 |
お問い合せ先 | シーカヤックツアー海月 |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字南風見50-124 |
TEL | 0980-85-5493 |
お問い合せ先 | 西表島カヌークラブ 空風(そらかぜ) |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字南風見仲7-70 |
TEL | 0980-85-5233 |
お問い合せ先 | 西表島ネイチャーツアー とんとんみー |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字南風見201 |
TEL | 090-6195-4240 |
おおよその所要時間:半日