八重山諸島で人気のフォトジェニックな撮影スポット3選!
SNSでよく見る「あの風景」を探しに行こう
八重山諸島は、石垣島ユーグレナ離島ターミナルを中心に、竹富島、西表島、小浜島など離島行きの船が行き交う南西諸島の島嶼群。沖縄本島よりも台湾のほうがはるかに近いため、本州では見られない様々な動植物や風景に出会うことが出来ます。初めての八重山諸島ならなおさら、見るものすべてが新鮮に映るはずですが、定番から最新の人気スポットまで厳選した3つをご紹介します。
島の人たちが守り続けた、変わらない風景がここにある「赤瓦集落」(竹富島)
1987年に国の「重要伝統的建造物保護地区」に選定された竹富島は、昔ながらの農村集落の景観を今も残す島。島の中央部には3つの集落があり、赤瓦屋根の民家に白砂の道、サンゴの石垣に囲まれた家屋、台風から屋敷を守る防風林のフクギなど、島の人たちが大切に守ってきた沖縄の風景がここにはありました。
島を一望できる「なごみの塔」は昔からの定番撮影スポット。現在は老朽化により、上まで登ることが出来くなっていました。
でも実はもう一つ展望台があるんです。
それは、なごみの塔のすぐそばにある「あかやま展望台」。
100円を払うと展望台に登ることが出来て、なごみの塔よりも高い場所から島を見渡すことが出来ます。
徒歩では分からない、ヒンプンの構造がよく分かりますね。ヒンプンとは昔はどこにでもあった目隠し塀のこと。屋敷の出入り口となる屋敷囲いの切れ目の少し奥に配置されていて、マジムン(魔物)をはね返すという魔除けの意味もあります。
竹富島はサンゴ礁が隆起して生まれた小さな島で、レンタカーはありません。竹富島憲章により、島の景観や生態系は厳しく守られ、コンクリートの舗装は港周辺や環状線など最低限にとどめられています。竹富島といえば赤瓦の家という印象がありますが、古くは茅葺き屋根が主流でした。今も島のどこかに茅葺き屋根が残されているので、どこにあるかぜひ探してみてください。
大人も思わず童心に返る!ンママキーやまねこパークの「やまねこ滑り台」(西表島)
イリオモテヤマネコは、丸い耳と小さい顔が特徴的な西表島にしか生息しないベンガルヤマネコの亜種で、絶滅危惧種として特別天然記念物に指定されています。そのイリオモテヤマネコをモチーフにした大型滑り台が2021年に誕生したと聞いて、大原港近くのンママキーやまねこパーク(西表東部公園)に行ってみました。
広い公園の中心でスフィンクス座りをするイリオモテヤマネコは、遠くからでもすぐに分かる大きさと存在感!島の子どもたちの希望で誕生したそうですが、意外に大人からも人気。西表島のフォトジェニックな新スポットとして注目されつつあります。
滑り出しが思いのほか急なため躊躇してしまいますが、2段階に分かれていてゆるやかなスピードなのでご安心を。
たまたま居合わせた2人の女性がダンボールを使ってものすごい勢いで滑っていたので、貸してもらいました。これは流石にスピードが出ます!滑りながら思わず笑みが溢れます。つい童心に返ってしまい、何度も滑って遊んでしまいました。
勢いに乗って、ロープジャングルジムにも登ってみました。てっぺんから見る景色も最高です。東屋もあり、遊び疲れたら日陰で休むことが出来ます。大人もつい夢中になってしまう公園で、童心にかえって遊んでみませんか?
名蔵湾にぽつんと佇む「一本マングローブ」(石垣島)
マングローブは熱帯、亜熱帯地域の海水と淡水が入り交じるエリアに生息する植物のことで、タコの足の様に広がる根が露出した独特のシルエットが特徴です。
このマングローブがある場所は、石垣島の中西部。石垣島ユーグレナ離島ターミナルから車で20分程の、名蔵湾沿いにあります。車は2〜3台停められるスペースがありますが、日没近くなると撮影目的の観光客が集まってくるので早めに行っておいたほうが安心です。
バスで行く場合は、石垣やいま村バス停から徒歩約13分。海沿いを歩いていくだけなので迷うことはありませんが、日没後はすぐに周囲が暗くなり街灯もないので、足元を照らすライトは必須です。日没からバスの時間まで余裕はありますが、最終バスなので乗り遅れないよう気をつけてください。
マングローブは群生することが多いため、このように1株だけで生えている光景は珍しく、風情がありますね。来年、再来年の旅で再訪した時にどれだけ成長しているか楽しみです。
この日は生憎の曇り空でしたが、刻一刻と変わる空の色と波の波紋がドラマティックでした。撮影のおすすめタイミングは、干潮・満潮時を避けた風のない晴れた日の日没後。タイミングが良ければウユニ塩湖のような光景が撮れるかも?満天の星空の下の一本マングローブもきっと最高にフォトジェニックですね。
フォトジェニックな八重山諸島を探しに行こう
八重山諸島は他の離島もそれぞれ独特な風景が広がっていて、まだ誰も他の人がSNSに載せていないフォトジェニックなスポットがあるはずです。旅がしやすくなってきた今こそ、新たなフォトジェニックを探して八重山諸島を旅してみませんか?
Information 基本情報
竹富島赤瓦集落
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町竹富 |
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TEL | 0980-82-5445(竹富町観光協会) |
備考 | あかやま展望台施設使用料100円 |
URL | https://painusima.com/ |
西表東部公園(ンママキーやまねこパーク)
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町南風見201−14 |
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TEL | 0980-82-6191(竹富町役場) |
備考 | 大原港から車で3分 駐車場あり |
URL | https://www.town.taketomi.lg.jp/ |
一本マングローブ
住所 | 沖縄県石垣市名蔵1028−1 |
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TEL | |
備考 | 石垣島ユーグレナ離島ターミナルから車で約20分 |