西表島には深い森と川や滝が沢山あり、様々なトレッキングルートもあります。本土では観ることのできない西表固有種の様々な生物や木々に出会うことができます。森を熟知したツアーガイドさんに引率してもらい、今回は島の東部、古見岳のふもとにあるマヤロックの滝を目指していざ出発です。
トレッキングでは川沿いを歩くこともあるので、島ぞうりはオススメできません。マリンシューズがオススメです。
トレッキングルート入り口からほど近いところにちょうど車道の下をくぐるトンネルがありました。これは何だと思いますか?
実はこれ、国指定天然記念物のイリオモテヤマネコの為のトンネルなのです。
車での事故を防ぐために、道の下に「アンダーパス」と呼ばれるトンネルを用意しています。
その他にも西表島ではイリオモテヤマネコの交通事故防止の為にゼブラゾーンと呼ばれる道路に凹凸を付けて、イリオモテヤマネコを払う工夫など様々な対策がなされています。
入り口から約3分で早速こんなモノを見つけました。
さて、これは何でしょうか?
答えはタカサゴシロアリの巣です。嫌がる方も多いシロアリですが、自然界ではシロアリは枯れ木や弱った樹木を分解し土に返す役割として島の生態系に深く関わっています。
写真ではわかりづらいのですが、高さが1m、幅が50cmはあるとても大きな巣です。
こちらもシロアリの巣です。
真ん中に穴が開いていますが、どうやらアカショウビンが営巣している様です。
アカショウビン
どんどん、先に進みましょう。
先に進む毎に道が狭くなっていきます。
場合によっては周りの木を掴んでバランスを取りながら進みますが、毒を持った毛虫などがいる場合があるので手をつく前によく確認しましょう。
約1時間ほど歩いていると沢の音が聞こえてきました。
もうそろそろゴールです。
森林のマイナスイオンや川のせせらぎで癒されます。
ついにゴールのマヤロックの滝にたどり着きました!
到着後は滝のほとりで休憩したり、水に濡れても良い格好ならば滝壺で泳いで体をクールダウンできます。
今回のトレッキングでは、イシガキトカゲ、クロイワカワトンボ、サキシマカナヘビ等を観ることができました。
イシガキトカゲ
クロイワカワトンボ
サキシマカナヘビ
ツアーガイドの方も「毎日歩いていますが、毎日発見がありますよ」との事でした。
皆さんはいくつの新しい発見ができるでしょうか。
お問い合せ先 | パイヌマヤアドベンチャーパーク |
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所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字高那243 |
TEL | 0980-85-5700 10:00~19:00 |
お問い合せ先 | 株式会社東部交通 仲間川マングローブクルーズ |
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所在地 | 八重山郡竹富町南風見201 |
TEL | 0980-85-5304 |
おおよその所要時間:半日