約4800万年前に出来たとされる絶海の孤島「南大東島」。人が住みだしてまだ100年強、ここには、ほとんど手つかずの観光スポットが存在します。南大東島は、珊瑚礁が隆起してできた島のため、数多くの鍾乳洞が存在すると言われています。世界各地から学者も訪れ、年に1度鍾乳洞の調査が行われる程、まだまだ希少な鍾乳洞があります。
今回は、その中でも透明で大きな池が美しい「秋葉地底湖」を探検!ここがスタート地点。
ガイドさんが記念写真を撮ってくれます。
参加者には、つなぎ、ライト、長靴、タオルを準備してくれるので手ぶらで参加OK。ただし、汗をかくので下着等の着替えは持っていった方がベターです。
サトウキビ畑の中の道なき道を、鍾乳洞の入り口まで延々と歩いていきます。鍾乳洞らしき場所にはなかなかたどり着きません・・・。
約5分ほど歩くと、洞窟への入り口が現れました。中の様子は全く見えません。果たして無事に目的地へたどり着けるのか不安になってきました…。
鍾乳洞に入るには、高さ約6mの崖を降りていきます。恐る恐る、足先を気にしながら一歩一歩下っていきます。先にガイドさんが下りて、「次の足は右の岩に、その次は右足を左に」など指示を出しながら下で待っててくれるので、ゆっくり落ち着いて降りていけば大丈夫。ガイドさんの指示が心強いです。
無事に鍾乳洞の中に到着しました、中は真っ暗なので、装備したヘッドライト、ネックライト、懐中電灯を全て付けてみましょう。鍾乳洞の入口が開けているので、100%風化して茶色になっている部分もあります。
太陽の光がまぶしい地上とは打って変わり、ライトを付けないと自分の足先も見えないほどの暗闇が広がります。最初は目が慣れませんが、徐々に視界も順応していくのでご安心を。
南大東島の地下はカルスト地形と呼ばれており、島の地層がスポンジのようになっています。
他の洞窟にない珍しいペリクタイト(※天井から吊り下がったモヤシのような生成物。閉鎖的な洞窟にしか見られない、学術的にも貴重なもの)も見られます。そんな南大東島はケイバ―達から新発見が期待される場所として有名だそうです。
※ケイビング(ケイバ―):洞窟探検する人のことを言います。
足を進めていると、目的地の「秋葉地底湖」に到着しました。青く澄みきった美しさは、日本でも有数の地底湖だといいます。これぞ大自然の神秘。思わず見とれてしまいます。湖の水に触れてみると、氷のように冷たく、また周囲のひんやりとした空気は地上の暑さを忘れてしまいそうです。
エメラルドグリーンのグラデーションが美しい「秋葉地底湖」。人工では決して作ることができない自然の創造美のオンパレードにしばし言葉を失います。
地底湖体験は4名1グループで参加できます。初心者の方でもガイドさんが、しっかり説明をしてくれるので安心して体験できます。
その他、南大東島では島内最大規模を誇る「星野洞」にも行ってきました!地底湖体験した後に見に行くと、体験した鍾乳洞との比較ができます。
広さは約1000坪!しかも極めて保存状態がよい貴重な鍾乳洞として学術的にも認められています。洞窟内は順路が設けられており整備もされているので、女性でも歩きやすくなっています。ちなみに名前の由来は、星野さんの私有地にあったことから、その名が付いたということです。
今現在もプレートが動いている秘境探検の地「バリバリ岩」も必見!
南大東島は、元は遥か南のニューギニア沖で生まれた島。そこから4800万年もかけ3000km以上も移動し、今の場所にやってきました。今でも1年に7cm北東へ動いているのだとか。そんな地殻変動の証ともいえるのが、「バリバリ岩」なのです。
「バリバリ岩」は南大東島の一番北、北港近くにあります。岩間の下から、ぐーんと天に伸びた村木ビロウがそびえ立っています。大地の割れ目で、地球からの大きなパワーを感じてみてください。
南大東島までのアクセスは、那覇から南大東島までプロペラ機で約1時間5分で到着。
曜日により異なりますが、往路1日1便+火・水・木は2便、復路は1日1便+月・金・土・は2便となります。事前に確認しましょう。
荷物は5キロ以下に制限されており、1キロ増える度に追加料金となるので気をつけて。
お問い合せ先 | オフィスキーポイント |
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所在地 | 沖縄県島尻郡南大東村字在所52番地三島商事シェアオフィス101号 |
TEL | 090-5082-4949 |
利用人数 | 1回4人まで |
所要時間 | 約3時間 |
料金 | 一人様7,500円(装備、保険込み) ※プラン詳細、お申込みについては上記「お問い合せ先」までお願いします。 |
おおよその所要時間:約3時間