穏やかな海に囲まれた野甫島(のほじま)は、伊平屋島と野甫大橋で繋がっており、バスやレンタカーで渡ることが出来る。エメラルドグリーンの美しいリーフと延々と続く白い砂浜が魅力で、海水浴やダイビング等が楽しむことができる。

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美しい塩と眺望を生む

野甫島の海から生まれた究極の塩

野甫島(のほじま)を散策していると不思議な建物が目に入った。
入り口には「世界塩博物館ソルトクルーズ」という看板が。
中を覗いてみると、所狭しと世界中の塩やその資料などが展示されている。

出迎えてくれたのは、塩作り職人であり、塩の研究家とも言える松宮賢(まつみやけん)さん。
「ホンモノの塩とは何か?を探求したかったんです」
という松宮さんご夫妻は、世界各国をまわり、さまざまな塩やその製造現場を研究して歩いたという。
そんなご夫妻が、最終的に辿りついたのが野甫島の美しい海だった。
「ここの海水で塩を作ってみたら、胸が震えるような味に出合えたんです」
と笑う松宮さん。
さっそくこの島に移住し、製塩設備も手作りで完成させて塩作りをスタート。
さまざまな苦難に直面しながらも塩作りを続けた結果、やがてその味がメディアでも少しずつ紹介されるようになり、現在では松宮さんの塩は全国にファンがいるという。

「火などを使わず太陽と風の力だけで、7時間手揉みをしながら作り上げるのがポイントなんです」
と味の秘密を教えてくれた松宮さん。
もちろんここまで来られたのは、島の人の協力などもあってこそだという。
「ここで暮らしていると自然への尊敬と畏怖というものを感じるようになりました」
と松宮さん。
島の自然と人の優しさこそが、この塩の味を生み出しているのは間違いない。
 
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珍しい塩の結晶を見せてくれたご主人の松宮賢さん
 
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松宮さんの塩は、まろやかでコクのある旨味が特徴だ
 

沖縄一?日本一?眺望抜群の絶景すべり台

島の北側にある丘の上に、小さな公園があった。
名前を野甫公園といい、ちょっとした展望台もあるようなので、休憩がてら立ち寄ることにした。
展望台に上がると野甫大橋や伊平屋島までが一望にできる眺望のよさ。
青い海の輝きがとても爽快だ。
ところが驚いたことに、その展望台にはすべり台がついていた。
児童公園でもないのに滑り台なんて、これは大人に「降りるときは滑って下さいね」と言うこと?

「それならば」と滑り台に座ると、目の前には絶景が広がっている。
こんなに景色がいい滑り台も、そうはないだろう。
もしかしたら沖縄一、いや日本一ぐらいかもしれない。

「一、二、三!」で一気にすべり下りると、子どものころのワクワクがよみがえった。
 
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こんなに眺めがいいすべり台はなかなかない
 
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海を見下ろす丘の上にある展望台
 

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