ハテの浜が一望できる絶景に建つ「風の帰る森」
久米島東部の銭田(ぜんだ)森林公園。目の前には青い海、後ろには塩原(すはら)の山を望むことができるこの場所に「風の帰る森交流施設」はあります。
風の帰る森とは?
久米島町が推進する「風の帰る森プロジェクト」。このプロジェクトは2015年、東日本大震災に被災した子どもたちや心や身体にケアを必要とする子どもたちに、自然の中でゆっくりと過ごすことができる場所を作ることを目的として発足しました。以降、自然への畏敬の念を持ち、100年先の子ども達が久米島の自然の中で安心して生き生きと暮らすことができる町づくりのために様々な取り組みが行われてきました。
そのプロジェクトの拠点となる銭田森林公園に、子どものための交流施設として2020年にオープンしたのが「風の帰る森交流施設」です。
施設内には学童クラブ、カフェ 、図書室、宿泊用の客室があります。館内は学童クラブに通う子ども達や施設を訪れる人の笑い声で賑やかな印象ですが、木のぬくもりに溢れていて不思議と落ち着く空間です。
1階には風森カフェと風の帰る森学童クラブ。カフェではオリジナルブレンドコーヒーや手作りのパン、焼き菓子などの軽食を販売しています。メニューは定期的に変わるそうなので何回来ても新鮮な楽しみがあります。
2階は宿泊スペースとなっています。3タイプの部屋が4室あり、”風の帰る森”の名の通り、どのお部屋も空間を大事にした癒しの宿泊スペースになっています。
スハラグスク
施設内で唯一山側の部屋で、自然の虫の音を聞きながら読書を楽しむには最適です。
ロフト風の寝室がグスク(沖縄の言葉でお城)をイメージさせます。
シールガチ・モモタマナ
和室、洋室それぞれを楽しめる贅沢なお部屋。大家族やグループで賑やかに過ごしたい方に!
ハテノハマ
久米島の景色を楽しんで滞在したい方に。窓から見える久米島の海から一日の活力を貰えそうです。
部屋には児童書も置いているので小さなお子様連れのご家族にもおすすめ。
どのお部屋も木の香りが漂い、森に包まれている気持ちになりながらも窓からは久米島の海を望める、ありそうでなかった贅沢空間を味わえます。食事は1階のカフェスペースやお部屋でも食べられます。
宿泊については電話かメールでのみ受け付け中。
【宿泊予約先】
メール:kaze@kazenokaerumori.com
電話番号:098-996-3301
施設内には児童書を中心とした5000冊を超える本を収蔵する風森文庫があります。自由に利用できますので、好きな本をお部屋に持ち込んでの読書も楽しめます。
窓からは久米島の海と銭田森林公園の広場が望めます。子どもが遊んでいる間にちょっとだけ仕事を・・・なんてプチワーケーション気分で利用しても良いかもしれません。
体験学習も実施中
野菜収穫体験とオリジナルピザ作り
宿泊者だけでなく、日帰りのお客様でも楽しめる、野菜収穫&ピザ作り体験も風の帰る森の楽しみのひとつです。久米島の大地の恵みを感じながら収穫した野菜は持ち帰ってもよし、オリジナルのピザを作って食べてもよし、という2倍の楽しみが!1日1組限定なのでご希望の方はお早めの予約をお薦めします。
久米島の海と山に囲まれた風の帰る森。島の自然に触れ、自然に親しむ子どもたちを眺めながら未来に思いを馳せる。ちょっと変わった久米島の宿泊体験施設、ぜひ体験してみて下さい。久米島の子どもたちとのふれあいや、地元の方との交流の機会を持ちやすいスローツーリズム体験を味わえる施設です。
Information 基本情報
風の帰る森
住所 | 沖縄県島尻郡久米島町銭田1141-3 |
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TEL | 098-996-3301 |
備考 | 営業時間 風森文庫:10:00-18:00 (毎週金曜は19:00-21:30 夜間利用料500円) 風森カフェ:不定休 風森学童:(平日)放課後~18:30, (土曜/長期休暇)8:00-18:30 休館日:慰霊の日(6月23日)、旧盆ウークイ(2022年は8月12日)、年末年始(12月29日〜1月3日)、その他台風などの天災等による臨時休館の場合はHPや公式SNSにてお知らせ |